第28話 零
結局はすべてが無意味なのかもしれないと
知ってしまったとてそこには既に意味はなく
これまでやってきたことって、
どうにも意味がなくて笑えるね、なんて
口走ることすらもうなんの価値もなく
気づけばそこにはただの虚無が転がっていた
ああ、これは、あきれるくらい澄んだ水色だ
日々の積み重ねとか一歩ずつとか
何を言ってもそれはもう綺麗事ですらなくて
ただ単に意味のないことばの羅列
だってそこには意味も価値も何もない
あるかないかで言えば完全無欠の零
見えない聞こえない触れられない完全コンプリート
今日もまた、透き通った水色が咲いている
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