悪魔よりも気持ちの悪い宗教勧誘

スーパーの前のベンチに座っていた男から突然渡されたA4のビラには大きく「私は人に使われたいのです。」

と書いてあった。


人の役に立ちたいという人間は、役には立たないと思う。

多くの場合その言葉は嘘であるからだ。


人の幸せの在りかは自分の脳みその中にあり、求める悦楽は出産の痛みと歓喜の中にしかない。

「人に使われたい」

という妄想を現実に叶えることが幸せならば働けば良いのだ

頭のなかが空っぽだから、イメージすらまともに出来ない。

何がしたいかさえわからないのであれば、まずは引きこもり、本を読んで好奇心を育むのが先だろう。


利他的な利己で人は幸福にはならないが、利己的な利他でならそれは出来る。


宗教の勧誘なら堂々と

「あなたを救います!」

といえば良かったんだ。


ただただ気持ちの悪い紙っペラを裏面再生紙コーナーに入れて、ハムを冷蔵庫にしまった。

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