少年(少女になる)は能力バトルに巻き込まれた

博灯七

少年、女の子になる!

第1話 少年、女の子になる!



現在時刻は6時45分

あぁいい朝陽だ、

正直もう少し寝ていたい。

朝7:45分に家を出ないとなんてイカれていると思う


……まだ時間あるし寝るか


そう思って布団に身を任せる、いつもの事だ。


その時


ガラガラピシャッ

そのような音と共に

「おはよう、起きてあやくん、朝だよ」


窓から入ってきた美少女が俺をお越しにかかった

「今日は窓からか……夏冬なつゆさんや」

呆れながら呟いた


こいつは俺の幼馴染の1人、祠堂夏冬しどうなつゆ

昔からクールな感じだったのだが最近起こしに来るようになって正直よく分からない

「冷静に考えてこの距離でテレポは要らないかなって?」

「自分の能力なのに何故疑問形……」

「だって家が隣でベランダからベランダへ飛び移れるんだよ?必要はないよね」

「たしかに」

「こっちはこっちで準備するから」

「了解、また後でね」


そう言って、彼女は自分の前からすっと消えた

───────────────


俺の名前は如月文人

どこにでも居る普通の、

そう、普通の男子高校生だ

16歳で高一、部活はやっていない

幼馴染が3人、みんな同じ高校で今でも遊んで過ごしている。


幼馴染3人が能力──魔眼持ちって所で周りから比べられるけど、俺はそこまで……気には…していなくはない、だって特殊武装かっこいいし便利そうだし。


……魔眼、それは突然現れた謎の性質

人間の目に宿っている所までは分かっているがまだ謎ばかりだ。


──魔眼、持ってみたいなぁ───


「おはよう」

そうしてリビングに行ったのは7:15分、割と余裕のある時間だろう


「おはよう文にぃ」


こいつは妹の綾香あやか、最近は家事も出来るようになって偉いと思う


「父さんと母さんは?」

「今日の夜に戻るってさ」

「そうか」

「そう言えばさ、今日の朝もきたの?つゆねぇ」

「今日も来てたよ」

「そっか」


数分後


「それじゃ、行ってくるよ」

「行ってらっしゃい、あやにぃ」






「おはよ、夏冬にたかあお

「おはよう(さん)」

「そいじゃ行こうぜ」


───────────────

今日は通常授業だったが、昼過ぎから体調が宜しくなかった、寧ろ今までで1番しんどいかもしれない。



「た だ い ま ぁ」




身体が重い───


早くベットに……


ガチャ


……たどり着い…た



ここで意識は途絶えてる




「──────んぅ」

目が覚める、何時もなら起きない時間だ、それに身体が重い、汗がびっしょりだ

次に感じたのは鉄の匂いだった、よく分からないが鉄臭い。

「なんか気持ちわるいぃ…」

心做しか声も高くないか…?

そして次に目に飛び込んできたのは血

ベットが白いから余計に生々しかった、

もうなにがなんだかわからない

そして鏡に目を向ける

そこには



────美少女が、ただ住んでいた────

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