『七刀流』ハギ=シュウザエモン

チートを刻むため、チートに魂を売った剣豪の成れの果て


・顔


長い白髪を曲げにゆい、細く尖った顎に深く彫り込まれたシワ、年季の入った強者の風貌ながら目だけが赤いサングラスをかけたような複眼となっている。


・体格


155cm 120kg


鍛えられた足腰は自前で人間のもの。


上半身は異形で、肩から先がそれぞれ三本、さらに背中に一本、うねる触手になっている。


触手は最長5mほどまで伸び、先はまた三又に分かれ、物を掴むことができる。


・服装


紺色の袴に草履のみ。


それとは別に七本の刀を収める鞘の束を紐で吊るした物を持ち歩いている。


・ベル


胃の中、丸呑みにした。


・職業


元剣豪、平一刀流開祖


・経歴


とある異世界にて、剣の道に生き、剣聖と呼ばれるまでに研ぎ澄まされ、平一刀流を編み出し、道場を構えるほどの剣豪だった。


が、ある日突如現れた異世界転生者を名乗る黒髪の若造に「目が気に入らない」という理由で道場破りにあう。


ちゃんと剣を握れてもない構え、青く細い体、ヘラヘラとした態度、明らかに弱者であるはずの若造に、門下生は殲滅され、自身も奥義とした斬撃を避けもされず、ただの一振りで両腕ごと粉砕、挙句その目を潰され、愛刀と、孫娘を奪われた。


全てを失い、否定され、それでもなお剣に生きようと立ち上がったところにカンパニーが現れた。


これまで培ってきた剣術全てをスキルという形で提供する見返りにこの異形の姿を手に入れた。


戦争参戦は最後の調整のため、終わり次第元の異世界へ戻り、孫娘を取り戻す戦に出るつもりでいる。


・性格


猜疑心に毒されており、眼に映る動くもの全てが敵であるという妄想に取り憑かれている。


あらゆる状況を予知し、先制攻撃で切り刻む。良くも悪くも隙がない。


・能力


七刀流、触手の先に刀を持っての独自の剣術。立体交差を交えながらの連続斬撃は一つ一つが人体を輪切りにできる切れ味を持ち、かつ同士討ちや絡み合うといった失態もないのは腐っても剣聖のそれ。


重心移動に広い視野を持つ複眼と全方位6m圏内は全て間合い。


七星一落、必殺技。単一対象への連続突き。実際は六本で突き、できた隙を七本目刈り取る。


・装備


Lグリップブレード、白色の持ち手が中程で刃方向へ直角に曲がった直刀、切れ味はそこそこ、強度は高く、握りやすい量産品。


・口癖


知ってるぞぉーお前もチートなんじゃろー。


ワシの剣が、チートなんぞに負けるかぁ!




異形の剣士です。


そこそこ強いです。


その生き様、薄っぺらい綺麗事を吐きかけながら否定して下さい。

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