異世界から魔物が攻めてくる、現代日本。
いつどこで現れるかわからない魔物に脅かされ、日々戦々恐々とする日本国民たちを守るのは、護符の扱いに長けた戦士たち『符術士』である。
超自然の力を封入した札、護符を製作する工房と符術士。
二者は連携し合い、超自然の魔獣に対して立ち向かっていく。
一人の新卒青年、交野もまた、その一人であった。
彼は一つの工房も門扉を叩き、符術士として前線で戦う――わけではなく、その護符を試用する、いわば実験体としての道を踏み出していく。
さまざまな護符を駆使し、勝機を見出だせ。
繰り出されるアクション剣戟と魔術の交錯。それを構築するメカニックたちの緊張感――それらを背負い、交野は戦場に立つ。
現代日本で、サラリーマンが剣を片手に疾駆する――現代剣戟ファンタジー。