第6話 悪くないスライム×2 再び
[勇者トロ ひもじいの家]
[賢者ドロシー レベル6]
[お金 2160EN]
城下町ステラの東門から出て真っ直ぐ北へ向かうと活力の泉。
だが……
「魔物がうじゃうじゃいるなあー」
ドロシーは仕方ないと心に決め、魔物に見つからないように慎重に足を進めた。
帰りに備え、
「あ、お姉ちゃん!」
「ひゃっ!」
ドロシーが驚いて後ろを振り向くと、以前おっぱ○問題でトロが迷惑をかけた悪くないスライム×2がいた。
「お姉ちゃん、どうしてこんなところにいるの?」
「トロが呪いにかかってしまって、活力の水を貰いに活力の泉に向かっているの」
「へぇー。大変だね。僕たちもお手伝いしようか?」
「えっ? いいの?」
「もちろんだよ! だって僕たち悪いスライムじゃないから」
「ありがと」
「僕が弟のスラっぴ。こっちが兄さんの――」
「スラっぴよせ! 人間なんか相手にするな!」
「でもお姉ちゃん、いい人だよ?」
「俺たちは
「でも今は――」
「俺は嫌だね。遠くから見守っているよ(笑)」
「スラお兄さん……」
スラお は姿を消した。
「なんだか訳ありね。何となくだけど、解る」
「ありがとう。僕はお姉ちゃんのお手伝いをするよ!」
[スラっぴ が 仲間に加わった!]
スラっぴはドロシーの耳もとで囁いた。
「ここから真っ直ぐ北に行けば近道なんだけど、一度そのまま東へ進み水都オアシスから回って行くと楽かもしれないよ。
地下水路を通れば、モンスターに遭わなくて済むし」
「いい情報ゲット~! 水都オアシスにレッツゴー!」
「レッツおー!」
ドロシーとスラっぴは水都オアシスに向かった。
途中、ゴブリンやリザードと戦闘になったが、合計3回の戦闘で乗り切った。
そして、水都オアシスへと足を踏み入れた。
[魔物スラっぴ レベル?]
[お金 2200EN]
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます