蒼き 汀に
桜泉
第1話 光る風 そよぐ野の花
遥かな時の狭間に 住まう乙女よ
かすみ草のあなたに 想いを馳せる
時を止めてしまった あなた
おとなの愛を 手放した乙女よ
神が あなたに恋したのですか?
その おおいなる御手を
あなたの か細い胸に置いて
「とまれ」と 御命じになったように
眠りについた あなた
皆の声は 届かなかったのですか?
指先が痛むほど慟哭し
喉が切り裂けるまで叫んだ声は…
どれほど人の愛が深くとも
神の御心には 及ばなかったのですか?
いま あなたは …やすらかですか
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます