第4話 ほし
寄せては引いての、海をみる。
近くは透明なのに、遠くは青くて。
砂浜についた、あなたの足跡を。
すっぽり入っちゃうんだね、歩幅も大きいし。
「見てみ?」
気づいたら戻ってきてた。
「なに?」
あなたの手のひらには、ちっちゃな星。
「砂浜、全体にあるんだよ。持ってたら願い叶うらしいよ?」
身長差、おもいっきり背伸びして、ようやく。
「私の願いは叶ってるよ? あなたは?」
「大人しいのは振りなわけ?」
触れて感じるあなたの熱。
小悪魔みたいになっちゃってたか、ぜんぶ私なのに。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます