第4話 すーぱーまん
吾輩はネコである。
名前はちび太。
「さっか」を目指しているご主人様は、普段は「すーぱー」という職場で「あるばいと」をしている。
「つまり俺ってスーパーマンなんだよな」
ドヤ顔でうまいこと言ったぜ感満々のご主人様は、
「でも最近はスマホの普及で電話ボックスがないから、スーパーマンも変身するのが一苦労だよな……いや仮面ラ〇ダー555みたいに携帯で変身するとか、時世に合わせて変えてくるか……」
なんてことを、あーでもないこーでもないとぶつぶつ言い始めた。
こうなったご主人様はおおむね30分はずっとこの調子である。
物事を掘り下げて考えることは執筆活動の一環でもあるのだ。
とは言うものの。
あまりに関係ないことばかり考えてしまっているから、ご主人様はいつまでたっても「さっか」になれないのではないだろうか。
少し心配になる吾輩だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます