ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか?
新 八角/電撃文庫・電撃の新文芸
【1巻/前口上】
時は24世紀。
かつて東京と呼ばれた街の外れの外れ、
その名は《
連日客で
──ルールその一、《
繰り返すが、時は24世紀。もはや地上は無法者の
しかし、《
普段はいがみ合う連中も、《
無論、妙な商談もご
どこから?
それは、もちろん
──ルールその二、
《
口は悪いし、手も早い。
実のところ、彼女は《アラカワ》でも指折りの仕事人である。くぐった修羅場は数知れず、奪った命も数知れず。強化機工体の兵士であろうと、不死身のアフリカンマフィアであろうと、あえて彼女に逆らおうとする者などいるはずもない。
とはいえ、おびえることはないだろう。守るべき決まりはあと一つ。
食の基本は礼にあり。感謝に始まり感謝に終わる。
──ルールその三、「いただきます」と「ごちそうさまでした」は必ず言うべし。
なぜなら《
ウカという名の料理人。彼女は
言わなければ、怒るのか?
いや、怒らない。朝露をまとった
第一、《
常連
無論、大方の人類が撤退した地上に、丸々と太った豚も柔らかな葉を守るビニールハウスもありはしない。人を
ところが、《
ともあれ《
そしてそんな食堂で繰り広げられるのは、戦いと人情と
リコとウカの風味絶佳な人生である──。
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