二〇二〇年『春』

〇三月、其の〇一 【木蓮】


木蓮もくれんや ちらはら落ちる アスファルト』



季語/木蓮もくれん

季節/仲春ちゅうしゅん

場所/近所

時間/朝


捕捉・備考/

 木蓮を詠みたくて、でもただそこに在ることをどうやって詠めば良いのかと悩みました。なので、そのまま詠み上げ、『ちらはら』という擬音で立体感を出そうとしました。アスファルトは、無機質的な背景の方が木蓮という生ものが際立つかなと思い、使いました。カタカナというのも、より無機質的な感じが出るかなあと、個人的には思います。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る