〇二月、其の〇二 【梅】
『黒土に 白のドットの 梅の花』
季語/梅
季節/初春
場所/家の前の道路
時間/朝
捕捉・備考/
アスファルトを黒土と呼んだのは少し跳躍が過ぎましたでしょうか。その上にぽつ、ぽつ、ぽつと梅の花びらが落ちていました。咲いているときが一番の見ごろなのでしょうけれども、散り落ちた刹那の、まだ誰にも踏まれず清らかな花弁のありさまは、見ごろを終えた花ではなく、新しい作品なのでは。ドットと記したのは、例えばそれが服やバッグのモチーフになるやも、などと感じたからでありまして。
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