第7話 「アンドロイド先輩」
アンドロイド先輩は私なんかよりもよっぽど優しい。俗に言う完璧マン。
だから、人望(?)があるし容姿ももちろん美しいけど、美しすぎて何処となく人工物臭さがある。
私と来たら見た目はいいとは言えないし、斜に構えていて捻くれ者……。友達もほとんどいない。
ある日アンドロイド先輩は線路に侵入し、動けなくなっていた子猫を救った。先輩は廃棄を余儀なくされるほどバラバラになったが、翌朝には新しい体に記憶が移された。
線路周辺の人間は私を含めピクリとも動かなかったけれど、私はそういうところに人間らしさを感じるのだった。
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