第35話 死亡探偵
この館はタ猛吹雪で出られないし連絡手段もない。
そして大変なことに唯一の名探偵は何者かによって殺害された。目撃者はいない。
そんな中、ある男が手を挙げた。
「僕、探偵から手紙受け取ってます」
一同驚愕。男は読み上げる。
「この手紙が読まれるということは僕は死んだのだろう。さて、ズバリこの事件の犯人は鈴さんだ。彼女はこの5人の中で猫舌が僕だけなのを昼食時に把握し、熱々の湯呑みをわざと全員に振る舞って、僕の視野に入るよう氷を置いた。おかげで気づいた時にはもう右手しか動かせない有様だ」
鈴さんは絶望し崩れ落ちた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます