第5話 ロボット
「やぁ、僕」
『よぉ、僕』
「君は僕の思考パターンや記憶、容貌などを完コピしてるらしいけど、試しに僕の好物と好きなアルファベットを言ってみてくれ」
『杏仁豆腐、小文字のrだろ?』
「ここまで的確だと少し怖いな」
『当たり前だ、僕は君のコピーなんだから』
「ところで今日君に逢いに来たのには理由があるんだ」
『だよな、僕も理由もなく人を訪ねたりしない』
「僕と入れ替わってくれないか?」
『ん?休暇でもとるのか?』
「いや、君が完全に僕になりかわるんだ。そうすれば僕は不死になれる」
『僕も前から思ってたもう肉体は不要だな』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます