カード・トリック3(贋金選別)

@stdnt

第1話

21枚のカードから、好きなカードを一枚選んでもらいます。

シャッフルして、上から1枚ずつ、A、B、C、A、B、C・・・と

ABCの3つのグループに分けます。

3つのグループのうち、選んだカードのあるグループがどれかを教えてもらいます。

そのグループを真ん中にして、3つのグループを再び重ねます。

この作業をあと2回繰り返すと、

21枚のカードの真ん中、11枚目に選んだカードがきます。

(「21カード・トリック」といいます。

選んだカードのある列を教えてもらうことで、1/3に限定し、

選んだカードの列を真ん中にすることで、限定した1/3を中央に。

さらに3つのグループに分けることで、中央に限定した1/3をさらに3分割できます。

これを繰り返すのです。

原理の簡単な概念図は以下。

××××××× ○○○○○○○ ×××××××

×××○○×× ××○○○×× ××○○×××

          ・・・

原理はわからなくても、大丈夫です。)


-----------------------------------------


21枚の金貨があった。

うち1枚だけが、贋金貨であり、重さが違っていた。

贋金貨の選別に使える天秤はひとつ。使える回数は3回までだ。


まずは、21枚の金貨を7枚ずつの3つのグループに分けた。

3つのうち、2つのグループを天秤ではかることで、

贋金貨のあるグループが1つに特定できる。

(天秤が傾けば、軽い方、天秤がつりあえば、天秤にのっていないグループだ。)


次に贋金貨のグループを真ん中にして21枚を重ねてから、

上から1枚ずつ、A、B、C、A、B、C・・・とABCの3つのグループに分けた。

後は先ほどと同様にして、天秤を使って贋金貨のグループを特定する。


もう一度、贋金貨のグループを真ん中にして21枚を重ねてから、同様の作業を繰り返す。

そうすると、21枚の金貨の真ん中、11枚目に贋金貨が特定された。


疑ったのは、3度だけ。

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