音楽を聞きましょう

問題。紀元前二三九年に書かれた「呂氏春秋」にもすでに記述が見られる、耳で感じることができる空気の振動を、娯楽や芸術に昇華したものはなにか?



















 答えは、「音楽」です。

 音楽の歴史は有史以前まで遡り、起源は言語起源説、労働起源説、模倣起源説、呪術起源説などがあります。

 自然民族における音楽現象を研究した音楽学者のクルト・ザックスは、最も原初的な音楽様式として、言語起源的な様式と感情起源的な様式が混ざり合い、旋律起源的な様式に発展したといいます。


 それはさておき、南フロリダ大学の研究者らが、うつ症状のある人は悲しい音楽を好むという研究結果を発表しました。

 検証の結果、うつ症状のある人々は悲しい音楽のほうに好感を示しただけでなく、幸せな気分やリラックス効果も得ていたことがわかったそうです。

 こんな研究しなくても、落ち込んでるときは無理にアゲアゲな曲は聞けないです。

 体が欲している曲を聴けばいいのです。

 スローなテンポなのかバラードなのか。

 歌詞も、悲痛な叫びや膝を抱える孤独を唄ったものから、癒やしや慈愛に満ちたものに移り、負けないで元気を出してと励ますものへとシフトしていく。

 流行りの歌から探すより、昔よく聞いていた中から探すといいでしょう。

 探さなくても、元気がなかった頃に聞いていた曲はあるはずです。

 きっと、力を貸してくれるでしょう。

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