君はいつも孤独を望んでいた
なぎ
前書き
女子side
──世の中には稀に特殊な力を持つ人がいる。
その人たちも決して生まれた時から特別な力を持っている訳では無い。選ばれた特別な存在でもない。誰しもが特殊な力を自分の中に秘めている──だけど、わたしたちが普段生活している中では決して気づくことのできない力……例えば──身近なところでいうと音を聴くだけで音程が分かるとか。数秒ものを見ただけで記憶できるとか……これらは数多にある力のほんの一部に過ぎない。話を戻すが誰しもが持っているはずの力。それなのに、なぜ大抵の人は力を開花することが出来ないのだろう。力を開花させるにはいくつかの条件が・・・
──バタンッ
わたしは手に持っていた本を閉じた。
「特殊な力なんてSFの世界じゃないんだから存在するわけないでしょ。馬鹿らしい」
本棚にしまった本に向けて吐き捨てるように言いその場を去った。
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