この物語に正解を求めるのはきっと間違っている

クラスメイトをトレードするのはきっと間違っている④

澄風隼瀬について真吾と愛が調べてみた。

中学時代は陸上部に所属していたらしい。県大会などではそこそこの成績を残していたらしい。そして学力は良くも悪くもないらしい。

2人の調べによる評価はこうだ。

［澄風隼瀬］

学力C〜D

運動力B〜A

判断力E

問題解決能力E

リーダーシップE

社会適応力B

信頼度65

どうやら、周りに流されやすい性格らしく。判断力などがかけているらしい。

だが、今トレードしようとしている吉岡と下園に比べたらだいぶマシである。

今回はいけるのでは、と思ったが結果は失敗だった。

「諦めたらどうだ？」

いや、それは出来ない…最初の約束だからだ…

でもどうしたら…

「相手のパトロンと直接話してみる？」

「えっ？そんなことできるんですか？」

「うん！もちろんだよ！これじゃぁ、永遠に決まりそうにないし…明日、休日だけどいい？」

先生の提案に対して誰も反論はしなかった。

「じゃぁ、決定！それじゃぁ、また明日！」

そう言って先生は教室を後にした。