この物語に正解を求めるのはきっと間違っている
ハシノアサヒ
1年生
パトロンになるのはきっと間違っている
「
「うん、今行く」
急いで玄関に行き僕は靴を履き、扉を開ける。
「
せーのと言ったわけでもないのに2人は同じタイミングで言った。
「いいよ。センパイなんて、
この2人は僕の幼なじみだ。
身長170cm、中学ではサッカー部に所属していて1年生からレギューラーで何校からかスカウトされたが南川高校に入学した。
学力は上の下くらい。
髪は高校に入ると決まってから伸ばし始め、卒業後すぐに茶色に染めた。
ついでにいうと去年のバレンタインに軽く50個はチョコ受け取ってって言われてたけど、愛と香純の以外のは全て断ってた。
どうせ高校でもモテるのだろう。
そしてその隣が
身長148cm、中学ではバレー部に所属していた。
真面目で勉強出来そうだけど、実際はそんなことなく、真面目なのはほんとだけど学力は下から数えた方が早い。
髪は真吾と同じで卒業後すぐに髪に緑のメッシュをいれた。
ついでにいうと中学の頃は愛のファンクラブがあったけど、多分愛は知らずに卒業した。
あぁ、僕の名前は
身長175cm、中学では野球部に所属していた。
あとは趣味で音楽やっている。
髪は真吾と同じ茶色だけど、そんなに髪は長くない。
あとあれが3つ子の長女、
身長158cm、南川高校の2年で部活はやっていないが、クラス代表をしている。
髪はボーイシュな髪型で青ぽっい色だ。
ガチャっと音がなり、玄関の扉が開きお母さんが出てきた。
「真吾君と愛ちゃん久しぶり!!」
久しぶりと言っても中学の卒業式以来なんだけど…
「良かったわね、みんなで一緒の高校でそれも一緒のクラスだなんて」
このままお母さんが話すと長くなりそうだ。
「遅刻するから行くよ」
輝音はそう言ってペダルに足をかけ、自転車をこぎ始める。
「3人でクラス代表目指すの?」
「いや、わかんない」
「なんで?あれ目指した方がいいよ!!私も出来る限り協力してあげるし」
クラス代表とは簡単に言えば、クラスをまとめる人のことである。
例をだすとすれば学級委員とかだろう。
クラス代表になると学費は全額免除に加えてクラス代表推薦というのが使える。
クラス代表推薦では海外の大学への推薦など有名な大学があると言われている。
この推薦を使って大学に行くと大学の授業料などは高校が全て支払ってくれるのである。
このクラス代表は1年の最後にクラスの投票で決められる事となっている。
そしてクラス代表になった者は、2年の最後で1組になるようにクラスをまとめなければならない。
「あ、でもサポーターってなかった?」
「愛、あれはやめといたほうがいいよ」
「どうして?」
「サポートする相手間違えたら終わりだから。」
サポーターはクラス代表を目指す者のサポートをする人のことであり、サポートしてる相手がクラス代表になった場合はいいが、ならなかった場合は全くいい事がないらしい。
「そんなことより、このペースだと遅刻するからダッシュでこぐよ」
通学には自転車で片道20分かかるのだが、急いだこともあって10分で着いた。
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