催花雨【さいかう】 春、花の咲くのを促すように降る雨。(大辞林 第三版)


最期【さいご】 命の終わるとき。死にぎわ。臨終。末期(まつご)。

「最期をみとる」 (デジタル大辞泉)


彩光【さいこう】 美しい色の光。

「燦爛(さんらん)たる―」〈漱石・草枕〉 (デジタル大辞泉)


彩光弾:さまざまな色の光を出す信号弾。主に、夜間の信号・警報に用いる。

(大辞林 第三版)


早乙女【さおとめ】 1 田植えをする女。 [季] 夏。

《 葛飾や-がちの渡し舟 /一茶 》

2 おとめ。少女しようじよ。 3 田植え祭りに田の神に扮する少女。

(大辞林 第三版)


逆さ別れ【さかさわかれ】 子が親より先に死ぬこと。さかさまの別れ。

(デジタル大辞泉)


魁【さきがけ/かい】

 1 かしら。頭領。首領。

 2 他に先んじること。また、そのもの。さきがけ。

 「伊太利国を以て絃歌の―となす」〈織田訳・花柳春話〉

 3 古代中国の杓子(しゃくし)の一種。 (デジタル大辞泉)


蔑む・貶む【さげすむ】

 人格・能力などが劣った者、卑しい者としてばかにする。見下す。さげしむ。  

 「いなか者と-・まれる」 (大辞林 第三版)


細雪【ささめゆき】 こまかに降る雪。(大辞林 第三版)


囁く/私語く 【ささや・く、つつめ・く、つつや・く】

 1 小さな声で話す。ひそひそと話す。「耳もとで―・く」「愛を―・く」

 2 うわさをする。「まことしやかに―・かれる」

 3 かすかな音を立てる。「梢(こずえ)に―・く風の音」

 (デジタル大辞泉)


差し・指し・差・指 【さし】

一 ( 名 )

① 二人で一緒に仕事をしたり、また向かい合って何かをする状態。さしむかい。 「 -で話したいことがある」 「 -で勝負だ」

② さしつかえ。さしあい。 「おまへの方に-があつたらうまくくりあはせて/安愚楽鍋 魯文」

③ (普通「サシ」と書く)謡曲で、拍子に合わせず、ごく単純な節で謡う部分。さしごえ。

二 ( 接頭 )

動詞に付いて、語勢をととのえたり、意味を強めたりする。 「 -押さえる」 「 -迫る」 「 -招く」

三 ( 接尾 )

助数詞。舞の曲数、あるいは手を差し出す類の動作を数えるのに用いる。 「一-舞う」  (大辞林 第三版)


差(し)水【さしみず】

 1 水をつぎ足すこと。また、その水。「寄せ鍋に差し水する」

 2 井戸に外から悪い水が入ること。また、その水。

 3 河川の水量が少し増えること。 (デジタル大辞泉)


些少/瑣少 【さ‐しょう】

 数量や程度がわずかなこと。また、そのさま。

 「―ながら手助けをしたい」「―な金額ですがお礼のしるしまで」

 (デジタル大辞泉)


流離【さすらい〔さすらひ〕】

あてもなくさまようこと。流浪(るろう)。「流離の身」「流離人(びと)」

(デジタル大辞泉)


雑踏/雑沓/雑鬧 【ざっ‐とう】

 多数の人で込み合うこと。人込み。「―にまぎれる」「暮れの―する街角」

 (デジタル大辞泉)


殺戮 【さつりく】

 むごたらしく多くの人を殺すこと。「非戦闘員をも殺戮する」 「殺戮の宴」

 (デジタル大辞泉)


瑣末/些末 【さ‐まつ】

 重要でない、小さなことであるさま。些細(ささい)。「―な事柄」

 (デジタル大辞泉)


彷徨う【さまよう】


さめざめ

 1 しきりに涙を流して静かに泣くさま。「さめざめと泣く」

 2 心にしみるようなことをしみじみと言うさま。

 「ひたぶるに世を思ひすごし心のほどかきつくし、うち泣き、―とのたまひて」 〈浜松・五〉 (デジタル大辞泉)


さやぐ

 ① さやさやと音を立てる。 「葦辺なる荻の葉-・ぎ/万葉集 2134」

 ② さわぐ。 「水穂の国はいたく-・ぎてありなり/古事記 上」

 (大辞林 第三版)


冴ゆる【さゆる】 凛とした寒さが際立つ感じ、寒さが一層増す感じ、などを表す語。冬の季語。(実用日本語表現辞典)


ざら

 1 「ざら紙」の略。

 2 「ざらめ糖」の略。

 3 ばら銭。「夜盗ども見ろと両手で―を寄せ」〈柳多留・五〉

 4 いくらでもあって、珍しくないさま。「その程度の作品ならざらにある」

 5 むやみやたら。「それは勿論―に人に見せられるものでない」〈福沢・福翁自伝〉 (デジタル大辞泉)


さりとて

 〘接続〙 先行の事柄に対し、後続の事柄が反対・対立の関係にあることを示す。そうかといって。それにしても。※竹取(9C末‐10C初)「さらにたち帰るべくもおぼされざりけれど、さりとて夜を明し給べきにあらねば」

( 日本国語大辞典)


慚愧【ざんぎ】

 慙愧とも書く。今日の一般的な読みでは「ざんき」。普通にはただ「恥じること」の意味で使われるが、もとは仏教語で、慚と愧とは別の語である。慚は自らの心に罪を恥じること、愧は他人に対して罪を告白して恥じること。また、慚は自ら罪を犯さないこと、愧は他に罪を犯させないこと。さらにこのほかにもいくつかの解釈がある。これらの反対語は無慚(むざん)、無愧(むき)という。[池田練太郎]

 (日本大百科全書(ニッポニカ))


残光【ざんこう】

1 消え残っている光。多く、日没後なお空に残っている光をいう。残照。

2 ルミネセンスの能力を有する物質に刺激を与えるとき、その刺激を除いても、なお光を発する現象。燐光体(りんこうたい)・蛍光体でみられる。

(デジタル大辞泉)


斬撃【ざんげき】 造語


燦々【さんさん】 太陽などが明るく光り輝くさま。彩りなどの鮮やかで美しいさま。「陽(ひ)が―とふりそそぐ」 (デジタル大辞泉)


残滓【ざんし、ざんさい】 残りかす (デジタル大辞泉)


燦然/粲然 【さん‐ぜん】

 きらきらと光り輝くさま。また、はっきりしているさま。鮮やかなさま。

 「―と輝く星」「―たる宝冠」  (デジタル大辞泉)


三年三月【さんねんみつき】 長い年月にたとえていう語。

「酒屋の門に-お立ちあそばさいでも、あがらぬ酒には酔はぬ道理/滑稽本・浮世床 2」(大辞林 第三版)



Q&A 美しい日本語の辞典より(重複あり)

いくつ読めますか? 答えは次の頁


然有らぬ

細工は流々

棹さす

早乙女

幸う

誘い水

然すれば

嘸かし

嘸や

沙汰の限り

扨(扠・偖)こそ

扨(扠・偖)も

差配

然は然り乍ら

鯖を読む

鞘当て

清か

白湯

三々五々

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る