生一本【きいっぽん】

 1 純粋でまじりけのないこと。また、そのもの。「灘(なだ)の生一本」

 2 純真で、ひたむきに一つの事に打ち込んでいくこと。また、そのさま。

 「生一本な性格」 (デジタル大辞泉)


気炎・気焔・気焰【きえん】

 (炎のように)盛んな意気。威勢のいい言葉。 「怪-」 「 -を吐く」

  「 気炎を揚げる」 (大辞林 第三版)


虧月【きげつ】:満月から新月までの間の、欠けて細くなってゆく月

 (デジタル大辞泉)


毀棄【きき】

  ① こわしてすてること。

  ② 物の効用を害する一切の行為。 「 -罪」 「文書を-する」

  (大辞林 第三版)


危惧【きぐ】

 あやぶみ、おそれること。危懼(きく)。「危惧の念を抱く」「前途を危惧する」  (デジタル大辞泉)


萌す・兆す【きざす】:

1 草木が芽を出す。芽生える。「新芽が―・す」

 2 物事が起ころうとしている気配がある。心の中にある感情や考えなどが生まれる。 (デジタル大辞泉)


希死念慮【きしねんりょ】

 死にたいと願うこと。[補説]自殺願望と同義ともされるが、疾病や人間関係などの解決しがたい問題から逃れるために死を選択しようとする状態を「自殺願望」、具体的な理由はないが漠然と死を願う状態を「希死念慮」と使い分けることがある。

 (デジタル大辞泉)


軋む【きしむ】

 物と物とがすれ合って、きしきし、みしみしなどと音を立てる。「床が―・む」 「雨戸が―・んであけにくい」 (デジタル大辞泉)


巍然【ぎぜん】

 山などが高くそびえたっているさま。また、ぬきんでて偉大なさま。「巍然として連なる山々」「巍然たる人物」


吉夢【きちむ/きつむ】 :縁起のよい夢。 (大辞林 第三版)


鞠躬如【きっきゅうぎょ】  身をかがめて恐れ慎むさま。

「 -としてヘイコラする用人/復活 魯庵」(大辞林 第三版)


狐の嫁入り【きつねのよめいり】

 1 日が照っているのに、急に雨がぱらつくこと。日照り雨。

 2 夜、山野で狐火が連なって、嫁入り行列の提灯(ちょうちん)のように見えるもの。 (デジタル大辞泉)


気褄【きづま】 人の機嫌。 《例文》 「気褄を合わす」

相手が気に入るように調子を合わせる。機嫌をとる。(大辞林 第三版)


踵を返す【きびすをかえす】

 あともどりする。引き返す。きびすを回(めぐ)らす。「―・して家に駆け戻る」


逆理【ぎゃくり】/Paradox【パラドックス】

 ある命題とその否定命題が,いずれも論理的に正しい推論や論拠をもって,真であると主張され,そのどちらの推論や論拠に対しても,矛盾が明確に指摘できないとき,これらの命題を二律背反または逆理という。逆説,背理などともいわれる。逆理には,大別して二つある。

 第1は,論理的逆理といわれるもので,これは用いられることばを論理的に確実に,しかも一義的に表現するよう厳密な注意をはらった場合にも生じる逆理のことである。

 第2は,メタ論理的逆理であって,表現について必要な注意を厳重に守らないことから生じるものである。数学上有名な逆理に次のようなものがある。

 ゼノンの逆理(→ゼノンのパラドックス),チェザーレ・ブラリ・フォルティの逆理,バートランド・ラッセルの逆理,ジュール・リシャールの逆理。(→パラドックス)

 (ブリタニカ国際大百科事典)

 

虐殺【ぎゃくさつ】

 むごたらしい方法で殺すこと。「捕虜を虐殺する」

 (デジタル大辞泉)


華奢【きゃしゃ】

 ① 姿や形がほっそりとしていて上品な・こと(さま)。 「 -な体つき」 「程よき背恰好で-なすらりとした姿だが/罪と罰 魯庵」

 ② 頑丈でないこと。弱々しく感じられること。また、そのさま。 「 -なつくりの ... (大辞林 第三版)


侠【きゃん】:若い女性の、活発で慎みのないこと。また、そのさま。「お侠な娘」 (デジタル大辞泉)


杞憂【きゆう】

 あれこれと無用な心配をすること。取り越し苦労。杞人のうれい。

 「 -にすぎない」 「深く政府の為に-する処なり/新聞雑誌 54」

 (大辞林 第三版)


旧臘【きゅうろう】:「去年の12月」のこと。新年になってから用いる語。

 (デジタル大辞泉)


侠【きょう】:信義に厚く、強気をくじき弱きを助ける人。男気。(デジタル大辞泉)


竟【きょう】

 1 おわる。おえる。「竟宴」

 2 ついに。結局は。「究竟(きゅうきょう・くっきょう)畢竟(ひっきょう)」

 (デジタル大辞泉)


鏡花水月【きょうかすいげつ】

 鏡に映った花や水に映った月のように、目に見えていながら手に取ることができないもの。言葉で言い表すことができないで、ただ直覚で感知するしかない物事。詩歌などにいう。(大辞林 第三版)


叫喚【きょうかん】

1 大声でわめきさけぶこと。「阿鼻(あび)叫喚」

「厨の燃え立つ底より一声―せるは誰」〈紅葉・金色夜叉〉

2 「叫喚地獄」の略。


共感覚【きょうかんかく】

 音を聞くと色が見えるというように、一つの刺激が、それによって本来起こる感覚だけでなく、他の領域の感覚をも引き起こすこと。→色聴(しきちょう)

(デジタル大辞泉)


僥倖【ぎょうこう】

 1 思いがけない幸い。偶然に得る幸運。

  「僥倖を頼むしかない」「僥倖にめぐりあう」

 2 幸運を願い待つこと。

 「生死の境の中に生きることを―しなければならない運命」〈有島・生れ出づる悩み〉 (デジタル大辞泉)


暁光【ぎょうこう】: 明け方、東の空にさす光。(大辞林 第三版)


嬌姿【きょうし】: 女性のなまめかしい姿 (大辞林 第三版)

 

矜持/矜恃【きょうじ】

 自信と誇り。自信や誇りを持って、堂々と振る舞うこと。きんじ。プライド。

  「学生としての-を持て」 (大辞林 第三版)


嬌態【きょうたい】: 女性の、こびを含んだなまめかしい振る舞いや態度。

 (大辞林 第三版)


狂態【きょうたい】:常軌を逸したような、ばかげた振る舞い。

 「泥酔して-を演じる」 (大辞林 第三版)


驚天動地 【きょうてん‐どうち】

《天を驚かし地を動かす意》世間をひどく驚かすこと。「驚天動地の大事件」

(デジタル大辞泉)


凶夢【きょうむ】 :不吉な夢。悪夢。(大辞林 第三版)


兇変/凶変【きょうへん】:悪い出来事。不吉な変事。(大辞林 第三版)


暁霧【ぎょうむ】: 夜明け方の霧。朝霧。(大辞林 第三版)


巨躯【きょく】 並はずれて大きな体。巨体。  (デジタル大辞泉)


綺羅星【きらぼし】 :

 きらきらと光り輝く無数の星。地位の高い人や明るいものが多く並ぶようすのたとえ。「―のごとく並ぶ各国の元首」 (デジタル大辞泉)


銀雪【ぎんせつ】: 銀色に輝く雪 (大辞林 第三版)



Q&A :美しい日本語の辞典より(重複あり)

いくつ読めますか? 答えは次の頁


利いた風

既往は咎めず

気が差す

鬼哭啾啾

気骨

着た切り雀

几帳面

生粋

奇天烈

奇特

後朝の別れ

驥尾に附す

肌理細やか

肝いり

矜持

槿花一朝の夢

琴線

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