あ
嗚呼・噫 【ああ】
① 強く感動したり,驚いたりしたときに発する語。 「 -,いい気分だ」 「 -,びっくりした」
② 肯定・承諾の意を表す語。ええ。 「『これ貸してくれないかな』『-,いいよ』」
③ 人に呼びかける語。 「 -,待ちたまえ」
④ あいづちを打ったり,生返事をしたりするときに発する語。 「 -,いいとも」 「 -,わかったよ」
( 大辞林第三版)
藹々【あいあい】 :1 草木がこんもりと茂っているさま。
2 おだやかなようす。打ち解けたようす。和気藹々
(大辞林 第三版 一部改変)
愛愛しい【あいあいしい】 :愛嬌がある。かわいらしい。 (大辞林 第三版)
哀艶【あいえん】 :
美しさの中に悲しみの感じられるさま。
「あわただしき花の名残の―なるかたも」〈藤村・雅言と詩歌〉
(デジタル大辞泉)
相生【あいおい】
1 一緒に生育すること。
2 一つの根元から二つ幹が分かれて伸びること。また、2本の幹が途中で一緒になっていること。
3 「相生挿し」の略。
4 「相老(あいおい)」に同じ。 (デジタル大辞泉)
相生挿し【あいおいざし】
生け花で、雄松(黒松)と雌松(赤松)を花器に生けて、根締めに藪柑子(やぶこうじ)を飾るもの。結婚式の飾りものなどに多く用いる。(デジタル大辞泉)
哀惜 【あい‐せき】
人の死など、帰らないものを悲しみ惜しむこと。「哀惜の念に堪えない」
(デジタル大辞泉)
饗【あえ】:
会食する。酒食を出して客をもてなす。
「饗宴・饗応・饗膳(きょうぜん)/大饗」[補説]「享」「供」を代用字とすることがある。
(デジタル大辞泉)
黝い【あおぐろい】 :青みを帯びた黒色。青黒い。(大辞林 第三版)
青天井【あおてんじょう】
1.青空。空。空を天井に見立てていう。野天のてん。
2.物の値段や取引相場が天井知らずに長期間上がり続ける状態。
(大辞林 第三版)
贖う【あがなう】 :つぐなう。埋め合わせをする。(大辞林 第三版)
悪態を吐く 【あくたいをつく】
口汚くののしったり、けなしたりする。憎まれ口をたたく。「悔し紛れに―・く」 (デジタル大辞泉)
秋風が立つ【あきかぜがたつ】
1 秋風が吹き始める。
2 (「秋」を「飽き」にかけて)男女間の愛情がさめる。秋風が吹く。
(大辞林 第三版)
挙句の果て【あげくのはて】
「挙げ句」を強めた言い方。最後の最後には。とどのつまり。「口論が続き、挙げ句の果て殴り合いのけんかになった」 (デジタル大辞泉)
吾子【あこ】:
二人称。同輩に対して用いる。相手を親しんで呼ぶ語。君。あなた。
「曰く然らば則ち-の洋字を用ふる其説如何/明六雑誌 1」
(大辞林 第三版)
憧れ・憬れ【あこがれ】
あこがれること。理想とする物事に強く心が引かれること。憧憬(どうけい・しょうけい)。「―をいだく」「未知への―」「―のまと」
朝ぼらけ【あさぼらけ】 :
明け方、あたりがほのぼのと明るくなりかける頃。あけぼの。
(大辞林 第三版)
朝月夜【あさづくよ/あさづきよ】 :
① 明け方の空に残っている月。有明ありあけの月。
「我が寝たる衣の上ゆ-さやかに見れば/万葉集 79」
② 月が残っている明け方。 「 -明けまく惜しみ/万葉集 1761」
(大辞林 第三版)
朝凪【あさなぎ】 :
夏の晴れた朝、陸風と海風が入れ替わるとき、まったく風が止むこと。
「―や渡島づとめの造船工/不死男」⇔夕凪(ゆうなぎ)。
(大辞林 第三版)
与り知る 【あずかりしる】
(多く打消しの語を伴って用いる)その事に関係して知っている。関知する。関与する。「当方の―・るところではない」 (デジタル大辞泉)
四阿【あずまや/しあ】:
あずまや。 寄せ棟造り。(大辞林 第三版)
唖然【あぜん】
思いがけない出来事に驚きあきれて声も出ないさま。あっけにとられるさま。「意外の出来事に唖然とする」「唖然たる面持ち」 「唖然と呟く」
(デジタル大辞泉)
他人【あだびと】 :ほかの人。別の人。(大辞林 第三版)
貴はか【あてはか】
上品なさま。高貴で優雅なさま。あてやか。
「有様も-なり/源氏 手習」 (大辞林 第三版)
艶姿【あですがた】:
女のあでやかで美しい姿。 「晴れ着を着た女性の-」(大辞林 第三版)
徒花【あだばな】 :
1 咲いても実を結ばずに散る花。転じて、実(じつ)を伴わない物事。むだ花。
「徒花を咲かす」「徒花に終わる」
2 季節はずれに咲く花。
3 はかなく散る桜花。あだざくら。
「風をだに待つ程もなき―は枝にかかれる春の淡雪」〈夫木・四〉
(大辞林 第三版)
婀娜【あだ】 :女の、なまめかしく美しいさま。色っぽいさま。
「 -な年増としま」 「お島さんか、-な名だ/多情多恨 紅葉」
「その姿の-たるは/鬼啾々 夢柳」 (大辞林 第三版)
徒人【あだびと】 :
1 心の変わりやすい人。浮気な人。
「それはさる-にて、女ありと聞く所にてはさぞのたまふなる/宇津保 国譲下」
2 風流を解する粋な人。
「 -と樽を棺ひつぎに飲みほさん(重五)/冬の日」(大辞林 第三版)
羹・羮【あつもの】〔熱い物の意〕
野菜や魚肉などを入れて作った熱い吸い物。 [句項目] 羹に懲りて膾を吹く
(大辞林 第三版)
亜父【あふ】: 父に次いで尊敬する人(大辞林 第三版)
炙る・焙る【あぶる】
① 火で焼く。特に、食物をほどよくこがす。
② 火などで暖めたり、乾かしたりする。
※草枕(1906)〈夏目漱石〉四「煦々(くく)たる春日に背中をあぶって」
(日本国語大辞典)
雨隠れ【あまがくれ】 :
物かげに身を寄せて雨を避けること。雨宿り。
「木蔭に-したるやうに/今昔 11」
(大辞林 第三版)
雨垂(り)拍子【あまだりびょうし】:
1 雅楽や謡曲で、拍子を雨垂れのように一定の間隔でとること。
2 物事の進行がとぎれがちで、はかどらないこと。
「仕事が―になって出来べきものも仕損(しそこな)う道理」〈露伴・五重塔〉
ぽつりぽつりと、軒から雨水の落ちるように、あまり勢いのあがらぬこと。
また、単調なこと。(デジタル大辞泉、大辞林第三版より一部改変)
雨垂(あまだ)れ石(いし)を穿(うが)つ
《「漢書」枚乗伝から》小さな努力でも根気よく続けてやれば、最後には成功する。点滴石を穿つ。 (デジタル大辞泉)
剰え 【あまつさえ】
別の物事や状況が、さらに加わるさま。多く、悪い事柄が重なるときに用いる。そのうえ。おまけに。「吹雪は止まず、剰え日も暮れてしまった」
(デジタル大辞泉)
雨夜の星【あまよのほし】:
雨の降る夜の星。あっても見えないもの、きわめてまれなものにたとえる。
「こちと女夫めおとは-、どこにあるやらないやらで/浄瑠璃・卯月の潤色 中」
(大辞林 第三版)
天邪鬼【あまのじゃく】 :
アマノザク,アマンジャクメ,アマノサグメなどとも称され,漢字は天邪鬼を当てている。昔話の瓜子姫を代表として,民間説話に多く登場する想像上の妖怪。現在も,性質が素直ではなく,人に逆らう者を称して通常用いられる。
天邪鬼は神や人に反抗して意地が悪く,さらに人の心中を探り,その姿や口真似を得意とするところに特徴があり,最後には滅ぼされるという悪者の典型を示す。主人公である神の正しさと勝利をよりきわだたせる脇役として設定され,結果的には善と悪二つを対照させる効果をあげている。(世界大百科事典)
天満月【あまみつつき】 :月の別名。「空いっぱいに光輝く月」という意。
(日本表現インフォ)
雨の糸【あめのいと】 :同義語「糸雨【しう】」
節をなして降る雨を、糸に見立てていう。
青梅や空しき籠の雨の糸\夏目漱石
(日本国語大辞典)
雨名月【あめめいげつ】
①陰暦8月十五夜の月が雨のために見えないこと。雨名月。
《 百花園-の門を閉しけり /山本京童 》
②陰暦五月の異名。
(デジタル大辞泉)
彩雨【あやあめ】 :
彩られた雨であり、雨に色が着いているわけではない。
菜の花やチューリップに注ぐ雨も彩雨といえる。
(大辞林 第三版)
綾なす【あやなす】 :
① 美しい模様や色で飾る。 「もみじが-・す秋の山々」
② うまく扱う。うまく操る。
「自分の思ふやうに良人を-・して行けないのは/明暗 漱石」
(大辞林 第三版)
阿諛【あゆ】:
顔色を見て、相手の気に入るようにふるまうこと。追従(ついしょう)。
「阿諛迎合」(大辞林 第三版)
抗う・争う・諍う【あらが・う 】
① さからう。抵抗する。 「権力に-・う」
② 相手の言うことを否定して言い争う。 「わがため面目あるやうに言はれぬるそらごとは、人いたく-・はず/徒然 73」
有れかし 【あれかし】
ぜひともそうあってほしいと望む心を表す。「幸(さち)有れかしと願う」「事有れかしと待ち構える」 (デジタル大辞泉)
鴉鷺【あろ】 :カラスとサギ。黒と白。(大辞林 第三版)
淡雪【あわゆき】 : 春先の、うっすらと積もって消えやすい雪。
《季 春》「―のつもるつもりや砂の上/万太郎」(デジタル大辞泉)
暗澹【あんたん】 :
1 薄暗くはっきりしないさま。暗く陰気なさま。
「曇空には雲が―と動いていた」〈梶井・冬の日〉
2 将来の見通しが立たず、全く希望がもてないさま。
「暗澹とした表情」「暗澹たる人生」「暗澹たる闇」
(大辞林 第三版)
Q&A :美しい日本語の辞典より(重複あり)
いくつ読めますか? 答えは次の頁
阿吽の呼吸
贖う
胡座
阿漕
徒桜
圧巻
あに図らんや
阿鼻叫喚
数多
肖る
遍く
文目もわかず
抗う
有体
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