第5話 テレパシー (未知との遭遇)

朝の出勤途中、最寄駅に向かって歩いているときに、

頭痛がしてしゃがみこみました。

すぐに上司に電話だかメールして、


「リーダー、私は頭がおかしくなったようだ」

と言ったところ

「そうだろう、お前は頭がおかしいかもしれん」


(`・∀・´)


「なんだと〜! そうかなぁ じゃあちょっと会社じゃなくて病院行ってくるわ」

「行ってこーい」

と、MRIを撮っても異常がない…


そこで精神科医へ

「異常です、クスリを飲んでください」

( ̄▽ ̄)

「いや、セカンドオピニオンを!」


ガシッと両脇を掴まれて檻付いた部屋の中へ!

部屋の中は縛る器具のついたベットとテーブルとおトイレだけ。

白い壁には引っ掻きキズが… 20cmくらいのバカの文字


「わ〜、エライとこに来てもうた」


テーブルにはプリントが1枚。

『処遇に申し立てがある場合はこちらに連絡を』

と電話番号がある。だが携帯は取り上げられて電話も見当たらないよ


確かに…

頭のどこかから?声がする

(あはは、僕なら1日で出られますよ)


(´⊙ω⊙`)

どなた?


また、別のソフトな感じの男性ボイスで

(まあ、私は1週間で出ますね)


はて?

( ˙-˙ )


どなたかはわかりませんが…

「私は1日では到底出られそうに無いので1週間のコースでお願いします。どうすれば良いのですか」


(家で1番綺麗な服を持ってきてもらい場違いである事を提示するのです)


「はい、やってみます」


と、どこかからやってきた声にお願いして色々方法を教えてもらい、

通常3ヶ月かかるところ1週間で精神病院から出てきました。


これは社会で言うと完全に病気なのですが、

本人はテレパシー体験だと思っている。

という事です。



おしまい


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