こんにちは。
人が死ぬのは大きなことですね。
推理小説のはらむ怖さを改めて感じました。
一方で、探偵事務所のふたりが提起するものも大きい。
個人的には、7話以降を膨らませて、あるいは小出しにして、長編の最後まで引っ張ってほしいなあと、勝手に読者要望的に思いました。笑
ありがとうございました。
作者からの返信
瀬夏ジュン様!
こちらにも目を通してくださり、ありがとうございます!(*^▽^*)
沢山の応援と星も付けて頂き、大変嬉しいです。
そうですね、やはり殺人事件は恐ろしいです。犯人逮捕で解決しても後味の悪さは残ります。人ひとりの命の重さをもっと大事にしなければいけませんね。
七話以降をもっと膨らませても良かったのですね!
あえて小出しにして、長編の最後まで引っ張る。ああ、その方がドラマチックなのですね。
未熟なミステリ書きなので、改善点を教えて頂けて感激です!
どうもありがとうございました。
霜降さんと皐月さんに与えられた性質は、ただの「萌」とかそういうものではないんですよね。安易ではない。霜降さんは病気なわけですし、皐月さんはセクシャルの方で問題を抱えている。でもそこで悲観的になり過ぎず、かといって目を背けるわけでもなく、自分を受け入れ、前を向く姿がとてもいいなと感じました。
お互いがお互いを支えている感じもとても好きです。
初めは、霜降さんの相貌失認にばかり目が行っていましたが、皐月さんの抱える問題も大きいですよね。そしてこの作品のテーマをより明確にするような役割を果たしている。人間は内側なんだ、と。
だからか、同じく人を傷つける行為でも、殺人犯と復讐者では描かれ方が違いました。私は作品の中に作者の価値観がふんだんに盛り込まれている方が好ましいと思います。なので、殺人犯と復讐者をあれだけ差別したのには、好感を持ちました。何があっても人を傷つけるのは間違っているという道徳は、真面目に生きている人間に対する汚辱だと思っていますので。
内面を見る霜降さんと内面が美しい皐月さん。二人が結ばれるのは必然なのかも知れません。ただ出会えたことは奇跡です。ギリギリ間に合った。電車、二人が出会ったのは新宿の山手線なんかを思い浮かべました。すごい勢いで滑り込んでくるあの電車の手前。1日平均乗降者数が約347万人となるあの駅で、あのタイミングで、間に合ってくれてよかった。あ、場所は想像ですけれども。
上質な物語と言うのは、そのキャラクターが最も輝いていた時間を描くものだと思っています。
二人の奇跡をピックアップし、陰惨な事件が起きた今と晴れやかになっていくだろう未来を描いたこの小説はまさに、上質な物語と言えると思います。
二人の物語に立ち会わせて頂き、ありがとうございました。
作者からの返信
詩一様!
身に余る素晴らしいコメントを沢山ありがとうございます。
斬新でスタイリッシュなレビューもありがとうございます!
もう、嬉しすぎてどうしたらいいのか。
伝えたい部分、気をつけた所をしっかり読み取ってくださり、沢山褒めて頂けて天にも昇る心地です。頑張って書いて良かったです(≧∇≦)
二人の出会いの場所は新宿の山手線で決定という事で。特に決めておりませんでしたが、一日平均乗降数がそこまである駅で、ギリギリのタイミングで出会えたというのはまさに奇跡。
全力で乗っかります!
作品のテーマは、仰る通り「人間は内側」という事ですが、それと合わせて「普通とは何か?」も込めています。
高校時代に、友達に女の子が好きな女の子がいて、よく悩んでいました。気持ちを伝える事も、関係を持続させる事も難しく、どれだけ好きでも未来が見えない事。
初めて彼氏が出来た時、泣いて喜んでいたのです。自分は普通だったと。
世の中色々な人がいますよね。それぞれ得手不得手があって、趣味嗜好も様々。それなのに平均を求められる。男は男らしく、女は女らしく、出来て当たり前が出来ない人は変人。
ずっとおかしいと思っていて。
普通って何だろう?普通の枠に入れない人は幸せになれないの?と。
今回、それぞれ問題を抱えた二人が奇跡的に出会い、男女の結婚という普通と呼ばれる幸せの一つを成しました。
歩んできた道のりは険しいもので、内側は複雑ですが、未来は明るいものであるよう願いを込めました。
詩一さんに素敵に解釈して頂けて幸せの極みです。
どうもありがとうございました。