第5話

 「ナァ、流石に三回目の失敗は笑えない。ナァ。もし、これらの仕事が俺のだと同業者にバレたら、確実に廃業だろう。ナァ。」


「次はもう無い。次で確実にアルバートの命を絶たないと、こっちが危なくなってくる。文字通り、俺とあの議員との命の奪り合いって事になるのか。」


 「生憎、前の二度の失敗がある。それこそ、次は今までの比じゃない位厳しい仕事になるでしょうよ。ハハ、自業自得ね。」




「「「でも、確実に殺す。それが殺し屋だ!」」」




 別の人間が別の場所で、全く同じタイミングで同じことを決意した。


 ちょうどその頃、アルバート=ハートの議員事務所にて、豪華客船上で資金パーティーが開催されることが決まった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る