こーひーぶれいく そのよん

大ぼけガールズ カズミあんどアサキ

【四コマ漫画風小説 大ぼけガールズ カズミあんどアサキ】


     1

 私服姿で夜の繁華街を歩いているカズミとアサキの二人。


「アサキは、なに食べたい?」


 カズミが尋ねると、アサキはちょっと考え込みながら、


「うーん。さっきのパンでいいや」


     2

「はああ? パ、パ、パンティ屋あ?」


 カズミ、頭を両手で抑え、顔を真っ赤にして震えている。


「えっ、ち、違う。パン、っていったんだよお」


 アサキも恥ずかしそうに、顔真っ赤だ。


     3

「ああ、なあんだ。変だと思ったよ」

「もーお。やだあ」


 ははははは、と笑い合う二人。


     4

「つうか、あたしが一人恥ずかしい思いしたじゃねえかよお!」


 ズッガーン!


「なんでだあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 大噴火の溶岩さながら打ち上げられて、

 理不尽を呪いながらの絶叫も小さくなって、


 キラーン


 こうしてアサキは、夜空の星になったのです。


     ― 完 ―

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