第7話一日お疲れ様
前世では、よく湯屋に行ったものだ――、風呂上がりのコーヒー牛乳がたまらなくうまかったし、一週間頑張ってお風呂に入ればそれだけで心が軽くなるのを感じた
そのうち、顔見知りのおっちゃんとかじいちゃんもできたしー番頭さんとは最高の友達になった
こんせでは、---、一人、、、五右衛門ぶろ、、、
「はぁ、風呂の良さをもっと知ってほしいなぁ、みーんな、外の銭湯にいくし
私だけ置いてきぼりはなぁ、あ、でも今私女だから女風呂か
それだけはちょっとなーーー」
ごめんこうむる
前世の夢は、いつかイタリアのテルマエに行ってみたいということだったし、
雪を観ながらサルと入る日本の「あれ」にも憧れがあった
これだけはいおう、風呂をすぐに上がるやつの気持ちがわからない
否――わかるわけがない
風呂の場に、エロなど不要、修学両行に行ったついでに女風呂を除くなど否ーー断じて否、温かい湯で十分それと美しい景色があればほかに何を望むのか
過激派風呂好きであるえつりは、風呂というものの良さをみんなと許したいのだ
だがーーできない、言えるわけがない一人だけ五右衛門ぶろ《ぜいたくなおもい》にっつにっつかっておいてきょゆうしたいなど、ただの嫌味、さげずまれて当然の行為「帰りたい、帰りたいよ」両手で顔を覆い泣き出す
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