第400話

どうも!毎度お読み頂き、ありがとうございます。

早いもので・・・とうとう400話目に突入しました。

皆様からの❤や★マーク、励みになっております。

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異世界7ヵ月と2日目。


朝のルーチンワークの前に大陸Aの教会本部の探査ドローンの情報を精査する。

そして、居たwww


これが、天使? これで女神? ブタじゃん。 羽の生えたブタが立派な部屋の奥に寝てる。


あまりの不意打ちに、飲んでたカフェオレを盛大に吹いてしまった。

その後、壺に入ってしまって、呼吸困難なるほどに大爆笑。

責任と賠償を求める!!

朝から慌ててクリーンを掛けるハメになろうとはw


海渡の笑い声で、フェリンシアも目覚め、自称女神のザイリーの姿を見て朝から大爆笑。


そのザイリーの恐るべき破壊力は、凄まじく、フェリンシアは朝からかなりのダメージを腹筋に受けてしまったw




朝食後、オスカーさんとヨーコさんが、明日の結婚式を控えて、ソワソワしてたので、

「明日が本番だから、2人とも今日はお休みにしなよ!」

と言うと、いやでもだって・・・ とモジモジしてたので、


「どうせ、その為の副大臣なんだから、明日から1週間居ないんだし、1日増えても問題ないからw」

と言うと、頬を真っ赤にしながら、了承して部屋へと戻って行ったwww


「よし、邪魔者は消えたなwww」

と海渡が笑い、マチルダさんを呼び出す。


「はっ! マチルダ中尉、入ります!!」


「マチルダ中尉、作戦の進行状況はどうだ?」


「はっ!全ての準備が完了し、あとは、会場となるホールの準備だけとなっております。

衛兵や市民への極秘指令は既に通達済みで、市民からも、惜しみない悪ず・・・作戦への参加要請が来ております。」


「よし、ターゲットは本日終日休暇を与えた。邪魔は入らない模様。速やかにホールの作戦準備に掛かれ!」


「イエス・サー」

と敬礼してマチルダさんが去って行った。




「さて、指示も終わったし、じゃあ、グリンドル王国の王都支部へ昨日の素材を売りに行くかw」

と言って、3人と1匹でグリンドル王国の王都へとやって来た。


レイアは昨日、置いて行かれた事をブーブー言っていたので、今日は仕方なく、連れて来ている。


「だって、しょうがないだろ? このところ、結構お前寝てばっかりだし、役に立ってないしww」

と海渡が言うと、


「そんな事無いっす。あっしはヤル気だしたら、出来る子なんす!」

と反論していたw


王都の街中でチョコチョコと屋台で買い食いするが、やっぱり、パッとする物は無かった。

「いや、ホント、食い物パッとしない所だよね。実に残念だな。」


と海渡が言うと、全員が深く頷いていた。

王都のギルドに辿り着くと、先日のおねーさんが対応してくれた。


「あら、カイト君にフェリンシアちゃん、ステファニーさんも。今日はどう言ったご用件でしょうか? また依頼受けます? 受けちゃいます? やっちゃいます?」

とやけに、依頼推しして来る。


「いや、今日はダンジョンで仕留めた魔物を売りに来たんだよ。あっちでは、資金が足り無いって言われちゃってさ。ちなみに、どんな依頼あるの?」

と言うと、


「やっぱり、依頼っすかw 良いのありますよ?」

と提示されたのは、懐かしのキラー・アンツの巣の殲滅だった。


「えーー? また蟻かよ。これ結構面倒なんだよね。 場所は何処?」

とタブレットを出して、教えて貰うと、王都から北に150kmの農村らしい。


畑の近所に巣が出来て、困っていると・・・。


「えーー? 遠いじゃん。」

と海渡が渋い顔をすると、どれだけ農民が困っているかを力説された。


「他にノミネートはあるの?」

と聞いたら、更に2枚の依頼書をサッと差し出された。


1つは、フォレスト・ウルフの群れが育ちすぎて、大集落になってる案件。

200匹ぐらいだそうで。

ボスは、上位種のブラック・フォレスト・ウルフらしい。

これが、南に200kmの森。


最後は、場所は特に記載が無いのだが、フォレスト・ビーのハチミツ採取の依頼。


はっはっは!! 持ってるけどねww

しかも、値段が凄かったwww


「へー、最後のは何処でも良いからハチミツ持ってこいやーって依頼かな?」

と海渡が言うと、そう言う事です。と頷いている。


量は最低5リットル、後は1リットル枚に増額するらしい。

5リットルで、黒金貨1枚。追加分は1リットル毎に白金貨30枚。


「じゃあさ、まず俺達が持って来たダンジョンの素材を買い取ってくれる? そうしたら、その3つ受けるよ。」

と海渡が言うと、


「わーい、やったーー!!」

と受付嬢のおねーさんがはしゃぐはしゃぐww


クックックと笑う海渡。


「じゃあ、買い取りする物を出して下さい。」

と言うので、査定の人も連れて来て貰い、裏の訓練場へとやって来た。

海渡は、昨日買い取って貰えなかった、シー・サーペント3体をまずは積み上げる。

そしてサンド・アンツの山を築き、ジャイアント・ピューマを15匹、ポイズン・フロッグの山を出し、最後にクラーケンを出した。


ポカンとする、査定のおじさんと、受付のおねーさん。


「もしもーーし、もしもーーし!!」

あれ? 反応がないな・・・


「もしもーーーし! おねーさん!!」


すると、ハッとした顔で再起動するおねーさん。

「ああ、良かった、こっちの世界に戻って来たね。じゃあ、買い取り査定宜しくね。

じゃあ、あっちで、依頼の受け付けお願いしますね!!」

と有無を言わさない海渡に押され、受付まで戻って来た。


「じゃあ、これ3つ受ければ良いんだね?」

と3つの依頼を受け取り、誰がどれをヤルか、決める事にした。


「まず、このハチミツはもう、終わってるから、残りは、キラー・アンツとフォレスト・ウルフの群れだね。」

そっちは2人で、こっちは1人と1匹で行くか。どっちがやりたい?」

と聞くと、スッとフォレスト・ウルフを指さす2人。

ふっふっふ・・・、そんな予感はしてたよ。虫だもんねw

しかも堅くて面倒だし。


「まあ、良いや、了解。」

と苦笑いする海渡だった。

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