第29話
昼食が済んで、結界の外へやってきた。
30m先にLv77のポイズン・リザードマンの反応1つあり。
鑑定すると、
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種別:ポイズン・リザードマン
Lv:77
状態:正常
HP:22741/22741
MP:21657/21657
筋力:31224
俊敏:9558
武術:格闘術Lv8
魔法:水Lv8 土Lv5
スキル:身体強化Lv5 嗅覚強化Lv3 聴覚強化Lv2 気配察知Lv3 毒
耐物理攻撃
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シールドを起動し、20m先へと石を投げ、素早くシールド内に入と、気が付いたポイズン・リザードマンが突進してくる。
10mの地点で警報ブザーが鳴り響き、ポイズン・リザードマン狼狽え、そして7m地点で、見えない結界に激しく衝突し、ひっくり返る。
すかさず、飛び出して「鋭利増加」を付与した小太刀で首を切りつけるが、カキンと跳ね返され、若干小さい手が痺れる。
「ヤバい、思った以上に硬い!」
例え刀が折れなくても、例えステータス的な筋力があったとしても、体重の軽いこの体では、踏ん張りが効かない。
逃げられたり、仲間を呼ばれる前に何とかしなきゃ・・・。
「切るる事が出来ないなら・・・一点突破か。」
即座に作戦変更。
久々に槍を取り出し、『貫通増加』と『突進加速』を付与して、相手の筋肉が弛緩する一瞬を狙う。
そして、その一瞬に、全身のバネを使って飛び掛かり、喉元を突く!
ズブっと斜めに地面まで貫通した。
まだポイズン・リザードマンはジタバタと暴れているが、槍で地面に縫い付けられているので、起き上がれない。
小太刀では力不足というか、この体では色々と不足しているので、それを補うべく小太刀よりも重量がある刀を取り出し、『鋭利増加』と『斬撃加速』を付与してみる。
同じ付与の重ね掛けって出来るのか判らないけど、不安だったので、更にもう1回『鋭利増加』と『斬撃加速』を付与。
≪ピロリン♪ スキル:魔法付与Lv2を取得しました。≫
こちらに来たすぐは、重く感じた刀だが、今のステータスなら、重さは感じない。
大丈夫・・・振れる!・・・筈・・・。
振り上げて、槍の刺さって鱗が割れてる部分に切り掛かる。
「ザシュ」と音と共に、ポイズン・リザードマンの首が胴体と切り離され、血が噴き出す。
≪ピロリン♪ 新しい称号:リザードマンの悪夢 を取得しました。≫
血抜きだけ簡素に済ませて、収納。
今回使った『貫通増加』、『突進加速』、『斬撃加速』と、あと付与の『重ね掛け』・・・これは使えるな♪
シールドの実験も良好だったし、Lv77のポイズン・リザードマンの突進にも耐えたし、大満足。
でも、刀が折れないとも限らないから、今後の為にも、何か折れない様な付与も考えないとな・・・。
今の所は無傷で済んでいるけど、普段の防御ももっと強化したいよな。
ベースキャンプに戻って、戦い方やこれからの事を考え始めるのだった。
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