第22話

 もう1つの部屋は、鉱石とか金とか大きな牙(全長5m以上)が数本とか、デカイ鱗(畳2畳ぐらい)何十枚とかが置いてありました。

 一応宝物庫? 資材庫? 驚く事に、その牙はフォレスト・ドラゴンの牙と出て来た。鱗もフォレスト・ドラゴンの鱗らしい。


 これもきっと、武器とかの素材に使えるんだろうなと、全部頂きました。

 と言うか、やっぱりこの世界にはドラゴンいるんだね? どっちなんだろ? アジア的な長い奴(龍)か、西洋的なズングリした奴(竜)か・・・。


 せっかく異世界だし、ドラゴン居るなら、一度は見てみたいよな! でも、出会ったら問答無用でパックリ食われないとも限らないし、逃げられる程度にはなっておかないとな。


 最後の部屋は、金貨とか宝石とかが投げられていて、小山になった感じでした。

 こっちの世界の通貨価値はまだ判らないけど、こんなにあれば、きっとノンビリ観光出来るよね?

 勿論、これも全部頂きました。


 何か、ほうれん草が入手出来なかったのは、残念でなりませんが、実りある討伐でした。


「オークさん、ありがとう!!」


 ≪ピロリン♪ 新しい称号:火事場泥棒 を取得しました。≫


 えーーー!!! 酷い称号だよな・・・。


 洞窟から出ると、周りの森が少し騒がしい。

 オークの全滅で他の魔物らが、動きだしたのかも知れない。

 マップにも赤い点がチラチラ遠方で動いている。

 さっきの戦闘で、魔力の残りも半分を切った為、これ以上長居はせずに、即座に結界まで戻る。


 豆の使い道を考えつつベースキャンプに戻った海渡は、風呂の用意をして綺麗に洗い、今湯船に浸かっている。


「やっぱり、大豆といえば、納豆と豆腐・・・あとは豆乳を使った料理か。

 豆腐と言えば、にがり が要るんだけど、あれってどうやって作るんだろう? 知恵子さん、知ってる?」


『地球の にがり は海の海水を煮詰める時に出来る様ですね。

 こちらの世界でも海はありますが、ここから遠いですね。』

「そうか・・・じゃあ豆腐は暫くお預けだな・・・。

 納豆は納豆菌か・・・あれは藁とかについてるんだっけ?」

 等と、呑気な会話をしていたのだった。


 そうそう、海渡の現在のステータスだが、

『ステータス』

 ************************************

 名前:(冴島海渡(仮))

 年齢:5歳(27歳)

 種別:人族(+α)

 職業:(テスター)(考古学者)

 Lv:15

 HP:1950/7059

 MP:2148/8989

 筋力:9350

 俊敏:4174

 武術:剣術Lv10 槍術Lv10 忍術Lv10 体術Lv10

 魔法:火Lv3 水Lv2 風Lv2 土Lv2 光Lv2 闇Lv1 聖Lv1 時空間Lv1

 スキル:鑑定Lv3 アイテムボックスEx 言語理解Lv10 経験値増加

     スキル取得補助 隠密Lv6 気配感知Lv6 女神の知恵Ex 料理Lv1

     魔力感知Lv3 魔力操作Lv3 エクストラレーダーマッピングLv4

     多重処理Ex 身体強化Lv3 魔法付与Lv1

 称号:武術マスター(異世界の訪問者)(神々の使徒)(インテリ筋肉)

    (冒険に童貞を捧げし者)オークの天敵 オーク・キングの悪夢

    火事場泥棒

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