第2話 司馬懿と西晋と

司馬懿(しばい)、字は仲達(ちゅうたつ)。河内(かだい)温県(おんけん)の人。


生没年(西暦179~251)


西晋(せいしん)の事実上の創始者(宣帝←せんてい)


得意技→仮病。


司馬懿の仮病は曹操(そうそう)には通じませんでしたが、曹爽(そうそう)には通用したようですね。


曹操って本人(司馬懿)があれだけ「嫌だ~」って言っているのに、なぜ司馬懿を自分に仕えさせたんですかね?


そのおかげで魏(ぎ)は彼に乗っ取られたし、人材コレクター、曹操さんの考えてる事は分かりません。


そして曹魏(そうぎ)は皇室を守ってくれる、皇族を冷遇し過ぎて、司馬氏(しばし)に対抗出来なくなったし、その反動で西晋の司馬氏は、皇族に権限を与え過ぎて、八王の乱(はちおうのらん)というバトルロワイヤルを引き起こし、さらに皇族が北方遊牧民族を、それに引き入れた事で、西晋滅亡の因を作ってしまい…


そんなこんなで400年続いた、漢王朝(かんおうちょう)の末期に黄巾の乱(こうきんのらん)が起き、その後、西晋の束の間(つかのま)の統一を挟んで、隋(ずい)によって再び天下が統一されるまで、400年掛かりましたと。

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