極意

神崎流吊型(つるしかた)4四陣縛しじんばく、4方向に、長方形にしばる


だけど、風が強すぎるーー飛ばされはしないけど安心できない

なんとか、人力もあってとめているかんじだ

油断したら何もかも、、、空の彼方に行く


「ふん」少女が木の棒をおさえる

「おまえ、、、ありがと」

「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」

顔を赤くして背ける少女

朝まで、粘ったーーそのあと、即効で寝落ちする少女


ありがとうの気持ちを込めて

神崎流夜営の型空地陣くうちじん五角形に、五芒星に縄を木の棒とわらに

掛けるーーそしてはんもっくのようになったそれに、その上に寝かせる、少女を


この、技の由来はその名の通りーー宙に、陣を、おくというか

獣から襲われぬよう、木の上に陣を張ったのが発祥である

「今は、眠れ」

そっと優しく――手を置く

ありがとうの思いを込めて

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る