しょんしょん狂走曲。

******

2008年の別ブログより転載。ちょっとお下品な話ですみません(汗)。

******

何を隠そう、わたくし、今年に入ってから立ちション現場に3回遭遇しました。

2回目までは別に気にしてなかったというか、何やっとんじゃ~!と内心思うくらいには反応したけど、さすがに、この前3回目を見た時は、この遭遇率の高さは並大抵じゃないと思いました。

だって、5カ月で3回ですよ!(これが率が高いというのかどうか、実際はわからんが)


1回目は、冬、まだどっさりと雪が積もっていた時分に、夜遅く、飲食店街のハズレの歩道の雪の山に向かって、二人仲良く並んでやってました。

この酔っぱらいメがぁっ!と心の中で喝を入れながら、通り過ぎました。っていうか、キミたち、モノが見えてるよ。(こういう場合は、見たくもないが)。


2回目は、うちのすぐ斜め向かいあたりの歩道にて。

これも、深夜に帰宅した時に、すぐ近くに人がいるって気づいてなかったのだけど、ジョボジョボシャーシャーチョロチョロリ~って感じの音が聞こえたので、不思議に思って振り返ると塀に向かって立ってる人がいて、その手元のシルエット、音、塀に向かって至近距離で立っているという異常な状況から、なヌっ!?となったわけだ。

これは、おじいさんだった。

そして、その場所が、区画の角で、うちの前の通りまでは坂道になっているせいで、明らかに、細い清流が低い方へと尾を引いていく様が、街灯のほのかな光の中に鈍く光って浮き立って見えたのでした。

いやいや、じぃちゃん、そりゃないでしょ。。。っていうか、深夜に何やってんの??って感じ。


しかし、ここまでは、まだあり得なくはない、想定内。


この前の3回目は、ついに、屋内ですよ。

それも、通行人=目撃者は私だけ。

駅の中の階段を、閑散とした時間帯に私が降りていくと、これまた壁に向かってジッと立ってるオッサンがいるじゃあありませんか。

一瞬、階段で動悸がしたとかで呼吸を整えてるのかと思いながら、よっく見ると、オッサンの私から見ると死角になってるところから水流が生じ、それが階段の手すりの下くらいからの壁を洗っていました。


おぃおぃ~っ

こんなところで、そんなもん見せんなよ~って感じで、私も呆れ果てて、被害が及んでもイヤなので逃げるように立ち去ったけど、あんなところまで階段昇って来てやるくらいなら、昇る前にトイレあったでしょーが。


あまりのことに、駅事務室に明かりがついてたので、チクってやることにしました。っていうか、あの位置が汚れていたら、手すりにつかまりながら階段を使う人の荷物とかについちゃう可能性あるし。


しかし、事務室をノックして、駅員が窓口を開けた瞬間、私は何と言えばいいか迷った。それに、こういうこと言って意味あるのかっていうか、この人は掃除してくれるんだろうか?って。

もう、駅員は窓口に身を乗り出さんばかりにして「はい?」とニッコリしてるので、思い切って言いつけました。

「あのぉ~、ちなみになんですけど」

「は?」

「今、そこの階段の途中で、あの、あれ、立ちション?………をしてる人がいました…」

「あらぁ~」(駅員はもちろん男)

「っていうか、そのせいで階段のところの壁が汚れてるので…」

「あぁ。はい、わかりました」

わかってくれたようだった。


駅員は、事務室を出てしばらく戻って来なかったので、たぶん掃除してたんでしょう。よかったよかった。

しかし、駅員って大変だ。


っていうか、「立ちション」という言葉しか出て来なかったけど、こういう場合、正式(?)には何て言うんだろう??「立ち小便」か? 軽犯罪法には何て表記されてるんだろう?っていうのが、すごく気になりました。


それにしても、立ちションって、誰でもいつでもどこでも、実はやってるものなのか? 私がたまたまこれまで遭遇率が低かっただけなのか??

キミたち、そんなんじゃ、犬の飼い主のマナーどーのこーのなんて言えないじゃん。放流してる量だって、犬の100倍(!?)じゃん。それに、犬は構内ではしないだけマシ。って思いました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る