ボッチ新入部員

楽園ロング

ボッチ入学

卓球、それは老若男女問わず様々な人がプレイできるスポーツだ。運動神経が悪くとも少し頑張ればそこそこ上手くはなれる。それに惹かれた僕は中学時代部活を卓球に選んだ。1年生の頃からずっと続け強くはないものの、部長を任せられるようになった。

 3年生の夏、僕らは受験で引退になる。

「鳶田!高校どこにするんだ?」

「うーん...やっぱり青直ひたあお高校かなあ」

「やっぱりお前は青直かあ」

直青高校とは地元の公立高校の中では2番目ぐらいの高校である。僕の成績はオール3に少し毛が生えたぐらいのあまり成績が良くない方だから入れるかはわからなかった。夏の三者懇談では1つランクを下げた海浜高校を勧められたが2学期から勉強を重ね無事高校に合格した。

 高校でも部活はある。しかし、中学の卓球部の友達は全員海浜高校へ行ってしまった。何部に入るか迷ったが

『まあ卓球部に入れば誰かしら入ってくるよなあ』

結局そんな軽い気持ちで卓球部に入部した。

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ボッチ新入部員 楽園ロング @Rakuen-Long

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