第5話

 それでも鉄也は静かに暮らしたい



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僕が高校一年生になり早くも一ヶ月経過した。


クラスの雰囲気とかクラスの人達にも慣れてそれなりに楽しい学生生活を過ごしている。


しかし、中学の時よりも勉学は難しくなった。


まぁ、姉が毎日勉強を教えてくれるのでなんとか授業についていけている。


鉄也

「今日もやっと全部の授業が終わったよ。やっと帰れる。高校一年生になってから授業が難しくなったなぁ。」


康二

「確かなー。俺も正直難しいと思っているよー。」


僕と話している男は、『あきのみや 康二こうじ』。


僕が『国守護者くにしゅごしゃ』の戦闘部隊に所属していた時からの親友だ。


康二は、『スペシャルサポーター』という自身や他者に触れる事により人身や他者の身体能力を上げたり、下げたりする能力を持ち、その能力と自身の戦闘スキルで様々な敵と戦い抜いてきた。


『幹部入り間違いなし』と周囲から言われるほどの実力を持っていたが、上司の嫌味な言動や上司の仕事を押し付けられるのが嫌で現在、『国守護者くにしゅごしゃ』を脱退している。


現在では、一市民として生活している。


康二の家は代々『国守護者くにしゅごしゃ』を支えてきた一族だが、康二の上司の悪評をしている康二の両親は寧ろ脱退してほしかったらしく現在でも家族とは仲がいいらしい。


ちなみに康二はテニス部に所属している。


康二

「中学の時より勉強が難しくなるのは覚悟していたけどここまで難しくなるとは予想外だぜー。」


鉄也

「そうだなぁ。」


康二

「けど一番予想外なのは花音さんの人気だなぁー。」


鉄也

「あはは。」


姉さんはこの学校ではかなりの人気者だ。


学年一位の学力を誇り、スポーツ万能、容姿端麗。


その容姿に何人もの男は惚れ込み、何人もの女は尊敬した。


そして今では『鬼ヶ島花音ファンクラブ』というモノが存在しているらしい。


姉さんに聞いたら『え?ファンクラブ?そんなモノあるわけないだろう』と本人は知らない様子だった。


鉄也

「入学するまで姉さんがあんなに人気があるなんて知らなかったよ。」


康二

「同じく。おっとそろそろ行かないとなー。じゃあ部活してくるぜー。」


鉄也

「またね。」


康二は教室を立ち去った。


さて、僕も行くかな。


僕も荷物を整え、教室を出る。


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-校門前-


校門前に行くと眼鏡をかけ、男装している姉さんがいた。


鉄也

「…なんでそんな格好をしているの?朝、来る前はちゃんと制服着ていたのに…。」


花音

「普通に制服着て校門前に立ってると人集りが出来て面倒だからだよ。顔の知らない男子からは声を掛けられるしな。だから下校する時はこうやって男装しているんだよ。ここの校長とは昔らかの知り合いでな。許可は取ってる。」


姉さんは『国守護者くにしゅごしゃ』で一度は幹部候補にまでなった事があり、姉さんも康二と同様に『幹部入り間違いなし』も言われていた。


その為か警察関係者や政治家、弁護士、不動産会社関係の者、自衛隊関係者など知り合いは多い。


この学校の校長ともその関係で知り合ったのだろう。


ちなみに僕は戦闘員止まりだったのでそれほど多くの知り合いはいない。


まぁ、『国守護者くにしゅごしゃ』の仕事柄、多少警察関係者には知り合いはいるけど。


鉄也

「待たせてしまってすみません。」


花音

「ん?いや、いいよ。そんな事。それよりクラスには馴染めたか?」


鉄也

「康二と同じクラスですから。それにクラスの雰囲気にも慣れてきましたし。」


花音

「ん。そうか。良かった。」


鉄也

「姉さんの方はどうなんですか?」


花音

「ん?私か?あー…クラスにいる時はなんかいろんな奴に話し掛けられる事が多くてな…。まったく、そんなに仲良くない奴のはずなのに『お茶しに行きませんか?』とか『カラオケ行きませんか?』とか『映画観に行きませんか?』とか鬱陶しい。帰宅時以外は制服でいないといけないから普段から男装するわけにもいかないし。」


鉄也

「あはは。」


花音

「それよりさっさと帰ろうぜ。また勉強を教えてやるから。」


鉄也

「はい。あ、コンビニ寄ってもいいですか?ちょっとシャーペンの芯がなくなりそうなので補充しておきたいので。」


花音

「わかった。行こう。」


僕等は帰路の途中にあるコンビニへ寄った。


コンビニの前には金属バットを持った青年が立っていた。


金属バットを持った青年は僕と姉さんを見るなりこっちに近付いてきた。


金属バットを持った青年

「お前等、何、こっちを見てるんだ?」


花音

「は?別にお前なんかこれっぽっちも見ていないんだが?自意識過剰か?」


僕は姉さんの前に立つ。


姉さんに何かあったら嫌なので。


鉄也

「別に僕等は貴方を見ていたつもりはない。コンビニに用があって寄ろうとしただけです。」


僕は出来るだけ冷静に応対するが金属バットを持った青年は僕の胸倉を掴む。


金属バットを持った青年

「は?調子に乗ってんじゃあねぇよ!!このクソカス野郎が!!この俺が『殴り屋の馬頭ばとう』だって知らないのか!?あぁん!?」


『殴り屋の馬頭ばとう』?


知らない名前だな。


花音

「おい。下衆野郎。私の鉄也の胸倉を離しやがれ。」


あ、ヤバイ。


姉さんがキレそう。


鉄也

「大丈夫ですよ。僕にとっては、この程度の事、大した事じゃないのは貴女が一番知っているでしょう?」


馬頭

「テメェ!!俺を無視してるんじゃあねぇよ!!」


『馬頭』とか名乗った青年は持っていた金属バットで僕に殴り掛かってきた。


僕はとっさに右手で金属バットを防ぐ。


硬い物同士がぶつかり合ったような『ガンッ』と音がする。


馬頭

(っ!?なんだ!?まるでコンクリートの壁を殴った時のような感覚と音がしたぞ!?)


鉄也

「危ないじゃないですか。僕じゃなかったら怪我していましたよ。」


僕の皮膚は常人の人より丈夫で対戦車用ライフルの弾丸程度なら素手で防ぐ事が可能だ。


故にこの程度の攻撃は別に防御するまでもなかったんだけど反射的に右手で防御してしまった。


花音

「お前、鉄也に何しやがる!!」


姉さんが馬頭とか名乗った青年の僕の胸倉を掴んだ左手の親指を掴んで曲げる。


馬頭

「ギィニャィヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァーーーーーーーー!?!?このクソが!?!?俺の左手の親指を折りやがったああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーー!?!?」


馬頭と名乗った青年は僕の胸倉を離す。


馬頭

「テメェ!!許さねぇー!!許さねぇぞ!!この野郎!!」


馬頭とか名乗った青年は姉さんを金属バットで殴り掛かってきたので僕は金属バットを掴み、姉さんに金属バットバットが当たる事を防ぐ。


鉄也

「やれやれ…。姉さんに手を出そうとしなければ…何もするつもりはなかったんだけどね…。言っておくけど最初に手を出したのはそっちだからな。」


僕は馬頭とか名乗った奴の右手を掴み、コンビニのすぐ近くにある路地裏に連れて行った。


鉄也

「さぁ。後悔の時間だ。」


僕は両手をギュッと握りしめて


鉄也

「オララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ!!!!!!!」


拳のラッシュを馬頭に当てる。


馬頭の顔面、鳩尾、両腕、両肩、右胸、左胸、右脇腹、左脇腹などを連続で殴り続ける。


鉄也

「オラアアアアァァァーーーーーーーー!!!!」


最後に馬頭とか名乗った青年の腹に思いっ切り殴って吹っ飛ばす。


馬頭とか名乗った青年はすでに気を失っていた。


鉄也

「姉さんを傷付けるモノはなんであろうと許さない。次はこんなもんじゃ済まないからな…。って気絶してるから聞いてはいないか。まぁ、殺さないように手加減はしたから感謝してほしいね。」


花音

「相変わらず凄まじスピードと威力の拳のラッシュだな。能力使わずにそんな威力とスピードを持った拳のラッシュを放てる奴はお前を除いて他にいないだろうな。」


姉さんは僕の拳のラッシュを見てそう呟いた。


鉄也

「いやいや、僕の能力は知ってるでしょう?僕の能力は防御系統の能力だから能力自体の破壊力はあまりないよ。」


花音

「そんな事はどうでもいい。鉄也、怪我してないか?」


鉄也

「それは大丈夫ですよ。問題ありません。こんな弱い奴に怪我させられるほど僕は弱くはありませんよ。ついでだし、もう人を金属バットで殴れないように金属バットも真っ二つにしておきますか。」


僕は僕の能力である『ファントマ』を出す。


僕の能力『ファントマ』は、銀のコートとして姿を現し、そのコートを身にまとうとありとあらゆる攻撃をありとあらゆる方法で身を守る能力。コート状態だけでなく、糸状にする事も出来、応用範囲も広い。ただし絶対防御ではない為、鉄也自身が過労している時は防御力が脆くなるという特性を持つ。

また、他者の傷を傷つく前の状態に戻す力を持っているがこの力は自分には適応されない為、自身が怪我をしても傷を治す事は出来ない。


僕は『ファントマ』を糸状にして金属バットに巻き付けて、真ん中から真っ二つにする。


鉄也

「これでよし。そういえば姉さんは『殴り屋の馬頭』という人の事は聞いた事ありましたか?」


花音

「いや、まったくない。そもそも私は噂とかにあまり興味はないからなぁ。それがどうした?」


鉄也

「いえ、仲間とかがいたら仲間とかが復讐に来るかなぁって。まぁ、来ても返り討ちにすればいいだけなんですけど。」


花音

「まぁ、来た時はその時はその時だろう。それにいざとなったら私がお前を護ってみせる。それより買い物済ませてさっさと帰ろうぜ。」


鉄也

「はい。」


僕と姉さんは買い物を済ませて家に帰った。


しかし、この『殴り屋の馬頭』を倒した事を引き金に僕等が戦いに巻き込まれる事になるとは夢にも思っていなかった。


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翌日の帰り道、僕は昨日同様に男装した姉さんと帰宅中だった。


…誰かに付けられいる気配がする…。


花音

「鉄也、気付いているか?」


鉄也

「はい。付けられいますね。やっぱり昨日の仕返しに来たってところですかね。数は多くない。一人ですね。」


花音

「あえて人混み少ない道を歩いて誘き出してみるか?人混みのない場所なら相手さんも出て来やすいだろうさ。」


僕と姉さんはあえて人混みの少ない道を歩いてみる。


そして人の少ない公園に立ち寄る。


花音

「なかなか現れないな。家まで付いてくるつもりか?ストーカーとかはお断りだぞ。」


僕と姉さんはとりあえず公園のベンチに座る。


すると足元の近くに五百円玉が転がってきた。


すると、白いスーツ姿の男が現れてその五百円玉を拾う。


白いスーツ姿の男

「これは君等の落としたお金かな?」


鉄也

「いえ、違います。」


白いスーツ姿の男

「儲けたね。」


花音

「行動が一々ワザとらしいな。」


鉄也

「ワザとらしい行動しなくてもいいですよ。その登場シーンはどっかの漫画とかアニメとかで見た事がある気がしますけど…。もかして、その登場シーンを真似したつもりですか?それと貴方ですよね?さっきから僕等の跡をつけていたのは?」


白いスーツ姿の男

「…なんの事かな?」


鉄也

「惚けるなよ。僕が相手の気配を読み違えるほど間抜けじゃないぞ。」


白いスーツ姿の男

「なるほどな。なかなか勘のいい奴等だな。俺はある組織に所属している者だ。そしてその組織の下っ端である『馬頭』という男が何者かにボコられて病院送りにさせられた。そしてコンビニの外にある監視カメラにお前等の姿があった。『殴り屋の馬頭』を倒したのはお前等か?」


ここは下手に誤魔化さず、正直に答えておこう。


鉄也

「僕等じゃありません。やったのは僕だけです。相手が金属バットで殴ってきたので正当防衛ってやつですよ。」


白いスーツ姿の男

「ほう。上半身の骨が全て骨折やヒビがはいっていたのに正当防衛と言うのかな?まぁ、問題はそこじゃあない。アイツの金属製のバットが綺麗に切断されていたのが問題なんだ。アイツのバットは特注品でなかなり丈夫なバットなんだ。そのバットが切断されたのが問題なんだよ。お前、あれをどうやって切断した?」


鉄也

「バットの事で来たんですか?僕はてっきり仲間の仕返しに来たのかと思いましたよ。」


僕はてっきり『テメェ!!俺の仲間によくも手を出したな!!』とか言われると思っていたけど、まさか金属バットの事で来るとは予想外でした。


しかも僕が切断した金属バットが特殊な加工をした物だったのも予想外だったけど。


白いスーツ姿の男

「俺達のボスは特殊な加工をした金属バットを切断した方法が気になっているんだ。『殴り屋の馬頭』の事はどうでもいいようだ。」


花音

「回りくどい言い方するな。結局、お前は鉄也と私をどうするつもりなんだよ?」


白いスーツ姿の男

「ボスからはお前達を捕獲するように言われている。申し訳ないが俺と来てもらおうか。」


鉄也

「お断りします。ごめんない。」


花音

「私も断る。よく分からない所にホイホイ付いて行くほど私等は馬鹿じゃないんだ。」


白いスーツ姿の男

「そうか。…なら、仕方ない…。」


花音

「次にお前は『力尽くで連れて行く』と言う。」


白いスーツ姿の男

「力尽くで連れて行く!!…っ!?俺の言いたかった事を先に言われた!?」


花音

「…まさか本当に言い当てられるとは思ってなかったぜ…。てか、ありきたりなセリフだな。」


白いスーツ姿の男

「なかなか面白い特技を持っているようだな。だが、俺も面白い特技があるんだぜ!!」


白いスーツ姿の男が僕を殴ってきた。


僕は咄嗟に右手で防ぐ。


鉄也

「っ!痛っ!」


僕の右手の平から出血していた。


右手の手のひらを見ると、刃物で切り付けられたかのような切り傷ができていた。


ちょっと驚いたな。


対戦車用ライフルの弾丸を防ぐ皮膚に切り傷が出来たのが驚いた。


しかし、殴って切り傷が出来るなんて。


白いスーツ姿の男

「ビックリしたかい?これが俺の特技だ。面白いだろう?殴ったはずだから普通は痣とか腫れたりとかするはずなのに切り傷ができる。」


拳が僕の右手の手のひらに当たった時、微かではあったが能力を使った時に発生するエネルギーを感じた。


この白いスーツ姿の男は『能力者』だ!!


花音

「っ!?鉄也!?」


白いスーツ姿の男

「おっと。動かないでもらおうか。俺はこのガキに用事があってお前には用がないんだ。」


花音

「そんな脅しで私を脅せると思っているのか?お前、鉄也を傷付けたんだ。死ぬ覚悟は出来ているんだろうな?」


あ、ヤベッ!


姉さんがブチギレた!?


姉さんはポケットからシャープペンシルを取り出す。


おそらく姉さんの能力『オール・エクスカリバー』を使う気だ。


姉さんの能力、『オール・エクスカリバー』は、手に持った物はどんな物であろうが名刀のような斬れ味となり、どんなモノでも切り裂く事が可能になる。


さらに自分な望んだ能力を付属する事が出来る能力。


『オール・エクスカリバー』の力を使った姉さんに切り裂けないモノはないと僕は正直思っているし、僕の知る限り、姉さんと真正面から戦って勝てる奴はいないとも思っている。


姉さんが一度ブチギレ状態で『オール・エクスカリバー』を使用した時、15キロメートル以内にある物全てを薙ぎ払った事がある。


そんな破壊力のある力を使わせるわけにはいかない。


鉄也

「姉さん、大丈夫だよ。少し切っただけだから。だから落ち着いて見ていて。これは僕の喧嘩です。手出しは無用ですよ。」


白いスーツ姿の男

「へぇ。その程度で済むとか思っていたより状態な皮膚をしているんだな。それに思っていたより冷静だな。」


白いスーツ姿の男がまた僕に拳を向ける。


鉄也

「まるで刃物ような特性を持った能力だな。」


白いスーツ姿の男

「っ!?驚いた。まさかたった一撃当たっただけで俺の能力に気付き、俺が能力者である事に気付くとはな。」


鉄也

「過去に似たような能力者には何人か会った事がある。」


国守護者くにしゅごしゃ』に所属していた時に何度か似たような能力を持った相手と戦った事がある。


けど、これほど切れ味のいい能力者は会った事がない。


鉄也

「貴方の能力は触れた物に対して刃物で傷付けたようなダメージを負わせるという能力ではありませんか?」


白いスーツ姿の男

「そこまで気付いたのか。俺はこの能力を『ハンド・オブ・ソード』と呼んでいる。俺の両手を刃物ように扱い、俺の攻撃を受けた者は刃物で攻撃されたようなダメージを受ける。それが俺の能力だ。この能力に気付いたところでお前は勝ち目は無いぞ。」


鉄也

「まったく、やる事といい言うこといいまるでドラマやアニメの登場人物のようだ。それに僕は言いませんでしたか?『過去に似たような能力者には何人か会った事がある』と。それはって事に気付きませんか?」


白いスーツ姿の男

「減らず口だけは一人前だが、これで終わりにしようか。お前は俺がこの場で叩きのめして連れて行く。」


鉄也

「知らない人には付いて行く気はないよ!!『ファントマ』!!」


僕は『ファントマ』を呼び出し、自身の身にまとう。


白いスーツ姿の男

「っ!?な、なんだ!?その銀色のコートは!?」


鉄也

「こういう能力を持った人物とは会った事がないんですか?これは僕の能力ですよ。」


白いスーツ姿の男

「ふざけているのか?そんなコートで何が出来る?」


鉄也

「僕の『ファントマ』を甘く見ない方がいいよ。」


白いスーツ姿の男

「いいだろう。そのコートに何の意味があるのかこの目で見極めてやる。」


こうして僕と白いスーツ姿の男と戦う事になった。

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