第26話
「そろそろ帰ってくる頃かな...」
「たっだいまぁ〜!」
と言いながらドアを開けてそのまま鍵を締めた。
そして俺に向かって飛んできた。
ムニュ
は?
ん?
いやちょっと待て、あのド変態は貧乳のはずたがらムニュとはなんないぞ!?
じゃあ誰だ!?
「久し振りだね。いー君♡」
いー君と呼ぶのは一人しかいない。
俺の正真正銘の幼馴染 三波 光
(みなみ ひかり)だ。
綺麗な顔立ちをしていて、髪は何と金髪。
そして口は桜色、さらに小顔と来た。
パイは分かると思うけど、どでけぇ。
そして俺の元好きな人だった。
もちろん告白はしてないよ。
俺、ヘタレだから。
と言うか何故ここに?
「えっと簡単に言うとぉ〜櫛田ちゃんからいー君を奪いに来たの♡」
「因みに櫛田ちゃんはさっき私とバトルして気絶したからもう安心だね♡」
そのバトル何か気になるんだけど!?
「いやぁでもビビっちゃった!私とほぼ互角に戦える人がいたなんてねぇー。」
今の話聞いてくれれば分かると思うけど、
こいつの運動神経は凄く良い。
中学校の頃2年生でテニスの全国大会に出場しているレベルだからな。
まあ全国大会は強者が沢山いて、そこで2回戦負けしちゃってたけど、それでも俺は凄いと思ってる。
中学校3年生の頃光はどっかに転校した。
そこから縁が切れたと思ってたのにまさか「『こんな所で再会するとはな』。」
「そうだね!私が探て。...私の愛が導いてくれたの♡」
へぇ〜それは凄いな。
「それじゃあ行きましょ いー君♡」
そう言って光は俺の腕を強引に掴んで(クソ痛い)この部屋から出た。
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