たったひとり 求めて
自分がどんなに浅はかだったか
僕は昨日やっとわかった
僕はこれからどうしたらいいんだ
なんだか僕の足元が
大きな音を立ててがたがたと
崩れちまったような気がするよ
僕は愛したことはあるけれど
愛されたことがない
もちろん家族は別さ
僕は僕が一番かわいい
僕の次に大切なひとならいたかも
そう多分いたかも
僕はやっぱり愛されたい
僕のどこかに悪いところがあったとしても
誰か僕を認めてくれないか
愛することは許すこと
信じること
認めること
それじゃあ僕はなんなんだ
僕は誰にも許されず
信じられず
そして認められてもいないのか
僕の傷つき飢えた魂は
一体どこまでさすらえばいい
僕の渇きは癒されない
僕の愛は受け入れられない
僕の寂しさは限りを知らない
ぼくはたった、たったひとりで街を歩く
自分がどんなに残酷だったか
あたしは今日やっとわかったの
あたしはこれからどうしたらいいの
なんだかあたしの心の中に
激しい音を立ててぽっかりと
大きな穴があいたような気がするわ
あたしは愛されたことはあるけれど
愛したことがないの
もちろん家族は別よ
あたしは何よりお金が好きなの
あたしがお金を愛するくらい
あたしを愛してくれたひともいた
あたしはやっぱり愛したいみたい
あたしのどこかに悪いところがあったとしても
誰かあたしを認めてくれない
愛することは許すこと
信じること
認めること
それじゃああたしはなんなのよ
あたしは誰も許さず信じず
そして認めてもいないのね
あたしの傷つき飢えた魂は
一体どこまでさすらうのかしら
あたしの渇きは癒されない
あたしの愛は受け入れられない
あたしの寂しさは限りを知らない
あたしはたった、たったひとりで街を歩く
880718
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます