第6話 うーさん。

職場に「うーさん」と呼ばれる女性が居ます。

名前は宇田川さん(仮)

年齢は30歳半ばで、髪はセミロング。

雰囲気は理系の学者タイプ。


Excelを使いこなし、担当店舗のレジ機器に精通し、

何かあったらうーさんに聞け、と言われるくらい。


皆に「うーさん、うーさん」と呼ばれてるんですが、

実は面と向かって「うーさん」と呼んでる人は一人だけなんですw


なにそれ?とお思いでしょうが、

他の人間は、うーさんの居ない所で「うーさん、うーさん」と呼んでる状況でw


まぁ、何故かと言うと、単純に呼び辛いw

先述したように、理系の学者タイプで冗談が通じない感じに見えるから。

決してそんな事は無いんです、普通に軽口を言い合うし、明るいんです。

でも、なんか圧が凄いww


なので、皆親しみを込めて、彼女が居ないところでは「うーさん」と呼んでます。


先日、いつものように出勤し、事務所内を見回すとうーさんが見えないので、

今日は彼女は休みだな、と判断し席に着きました。


うちの事務所は特定の人以外はフリーデスクになってるんです。

私やうーさんはフリーなので、空いてる席に座ってPCを立ち上げ、

仕事を始めました。


程なくして向かい側の先輩に

「今日、うーさん休みですか?」と聞いたところ、


「いるよ」

と私の横から、髪をショートにした「うーさん」が答えてくれましたww

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