『シャーロック・ホームズ』

 次に紹介できる本は『シャーロック・ホームズ』著:アーサー・コナン・ドイルである。


 アガサ・クリスティの『名探偵ポワロ』でもなければ、横溝正史の『金田一耕助』でもなく、高木彬光の『神津恭介』でもなかった。


 少年探偵団シリーズを読んだなら、シャーロック・ホームズは外せない。

 子供向けに直されていたとはいえ、モリアーティ教授と一緒に滝壺に落ちたあと、ホームズが帰ってくるまでの話を読んだ。

 学研かなにかの読み物として、兄が持っていたものを最初に読んだ覚えがある。

 その後は図書館で借りて読んだ。

 ホームズになりたいとは言わなかった。

 ワトソンになりたいとも言わなかった。

 ただ、探偵になりたいと言った気がする。

 やはり影響されやすかった。


 長編が四、短編が五十六。冊数としては九冊。


 江戸川乱歩の作品よりも読みやすく、ワクワクしたおぼえがある。

 その後、ミステリー物を読むようになり、おかげで、テレビのミステリーやサスペンス、刑事ドラマを視聴するようになっていく。




 

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