第11話 襲撃

 ランウルグは今までブルエがいた場所に行くと、壁の隙間から外の様子をうかがった。ブルエに武術を習い始めたが、まだ、基本を多少習っているだけである。

 それでも、護身用の短刀を持っている。いつでも抜けるように服の中からそれを取り出し、服の帯の間に挟み込んだ。

 ふと振り返ると、ヤイグ達一家が目を丸くしてその様子を見ていた。

「ぼ、坊ちゃん。そ、それは?」

 ヤイグが小声で尋ねたが、声がふるえている。

「しーっ、ごしんようです。」

 ランウルグは耳をそばだてた。野菜が大人の背丈以上に伸びている。その向こう側に家がある。どうなっているのか、様子が分からなかった。家と納屋の間のこの広い畑が、音と視界をさえぎっていた。

 やかましく鳴いていたせみの声がひぐらしの声に変わり始めた。日がだんだん落ちて行く。

 ランウルグは焦り始めた。ブルエは一体どこまで行ったのだろう。やはり、屋敷まで様子をうかがいに行ったのだろう。ランウルグはブルエから一言もどういう危険が迫っているか聞いていないが、緊急事態だという事は分かっている。

 どういう状況なのだろう。屋敷の方は問題ないだろうか。

 そこまで考えて、ヤイグの様子がおかしかった事を思い出した。ランウルグは心配そうに固まっているヤイグ一家を振り返った。ドルセスもオーシャも異様な雰囲気に押し黙っている。ヤイグと目が合い、ランウルグは彼を手まねきした。

 ヤイグは静かに側に来てくれた。

「すみません、おしえてください。ブルエとどういうはなしをしたのですか。なにかを見たんでしょう?おしえてください。」

 ヤイグは戸惑とまどった。七歳の子供に話していいものかどうか迷ったのだ。しかし、結局、馬の一団がいた事を話した。ランウルグは息を呑んだ。

「それで、なにかはなしを聞いたのですか?」

「よ、よくは分からないのですが、誰かを人質にとって何かするとかしないとか。」

 ヤイグは家族に聞こえないように、より一層、声をひそめて言った。ヤイグは話の内容をかなりぼかして話したのだが、ランウルグには十分だった。少し考えた後、決心したように顔を上げてきっぱりと伝えた。

「分かりました。ありがとうございます。それで、今のはなしはわすれて下さい。わたしたちに会ったということもすべてわすれて下さい。」

「え?」

 ブルエと全く同じことを言われ、ヤイグは戸惑った。

「いったい…」

 ランウルグが素早く振り返り、唇に指を立てた。誰かがこちらに歩いてくる。ブルエか、それとも別人か。別人だとしたら近所の人か敵か。あるいはその両方か。

「おーい、誰もいないのか。おーい、ヤイグ、そこにいるのかー?」

 ヤイグの家の隣の住人だ。ヤイグがほっとして立ち上がったのと、ランウルグが他の人間の足音を聞き取ったのが同時だった。

「だめ…」

 最後まで言うのは、間に合わなかった。

「おう、タグー、お前か。」

 ヤイグは言いながら、納屋の戸を開けてしまったのだ。

 ヤイグの目の前にタグーと、馬に乗っていた兵士が数人立っていた。タグーが兵士を振り返って言う。

「ほら、言った通り、ここにいただろう。あんた達が探している赤い髪の子供もいるはずだ。」

 兵士が無言でタグーに重みのある小袋を渡した。

「すげー、本当にくれんのか?ただ、案内しただけなのに。」

 タグーは言いながら、戻って行く。

「赤い髪の子供はいるか。」

 兵士の一人が、ヤイグに有無を言わさぬ口調で尋ねた。

 ヤイグは冷や汗を流しながら、どうするか考えていた。自分がとんでもない失敗をおかしてしまった事は、もう分かっている。

 ランウルグを渡せば自分たちは助かるかもしれない。でも、笹薮で話していた事を忘れられなかった。子供を殺すと、はっきり言っていたではないか。その子供はランウルグに間違いないのだ。

 じっと息を殺し、納屋の壁にぴったりと背中をつけて微動だにしない、ランウルグが視界の隅に映っている。

 自分だって死にたくない。でも、それ以上に他人の子供であっても、売り渡すような事はしたくなかった。これを見過ごしたら、きっと一生、後悔するだろう。胸を張って生きられなくなる。冷静に考えられた訳ではない。ほとんど、感情的な衝動だった。ヤイグは納屋の戸をいきなり閉めると、つっかえ棒をして開けられないようにした。

「おい!」

 兵士たちが大声をあげ、ドンドンと戸を叩き始めた。簡単な建物である。じきに破られてしまう。

 ランウルグは急いで、辺りを見回した。他につっかえ棒にする物がないか、必死で探す。ドルセスがしまってあったくわを持ち出してきた。ランウルグと二人でヤイグの元に運び、戸を必死に押さえつけているヤイグの下に潜り込んで、鍬をさらにつっかえ棒にした。

 兵士たちが納屋中を取り囲んだ。あちこち弱っている所がないか、叩いて回っている。ヤイグはまだ、戸を抑えていた。ブルエが来るまで持ちこたえるつもりなのだ。

 でも、それは無理だとランウルグは思った。納屋には隙間が多い。破られるのは時間の問題だ。

「ヤイグさん、はなれて!」

 ランウルグは覚悟を決めて、ヤイグに訴えた。

「ドルセス、お母さんとオーシャのそばに行って。」

 側に立ち尽くしているドルセスにランウルグは促した。ドルセスの方が年上だが、ランウルグの指示にドルセスはすぐに従った。

 カリーサはオーシャを抱えて、わらを積んである壁の前に座り込んでいた。藁がある分、背中は安全だ。ドルセスも隣に座った。

「ヤイグさん、はなれて。」

 もう一度、ランウルグは言ったが、ヤイグは首を振った。他人の子とはいえ、まだ幼い子供だ。悪者に渡したくない。

「!」

 恐れていた事が起きた。納屋の壁の板と板の隙間から、剣を刺しこんできたのだ。ヤイグが刺されてしまう。

「はなれて!」

 ランウルグはヤイグの腕をつかんだが、振り払われた。勢いで後ろに転んで尻餅をつく。

「あ!」

 ドルセスが叫んだ。

 ヤイグの左わき腹に剣が突き刺さった。剣が引き抜かれ、血が吹き出し、ヤイグは後ろに倒れこんだ。

「ヤイグさん!」

「父さん!」

「あんた!」

 ヤイグに近寄ろうと走ってきたドルセスの前に、ランウルグは立ちふさがった。

「もどって!」

「でも、父さんが!」

「分かってる!」

 ランウルグは護身用の短刀をさやから引き抜いた。ドルセスが息をのみ、後ずさる。とても、子供とは思えない迫力に恐怖を感じたのだ。

 ランウルグは納屋の戸を見つめた。ヤイグは急所を刺された。ランウルグには止血しても無駄だと分かっていた。それでも、ランウルグはヤイグに近寄り、自分の上着を脱いでヤイグの血の吹き出す傷口の上に乗せ、ぐったりしたヤイグの手を乗せた。さらに右手に短刀を握ったまま、その上に両手を重ねて傷を圧迫した。ブルエに習った止血法だが、それで値が止まるとは思えなかった。溢れてくる血に恐れをなし、ランウルグは思わず両手を離した。

 ヤイグがかすかに身じろぎ、何かを言った。口の動きでランウルグには分かった。『ぼっちゃん、はやく、逃げなさい。』ランウルグは両目にまった涙を腕で拭いた。

 とても怖かった。ヤイグの言うとおりに、飛び出して逃げたかった。しかし、そんな事をしても無駄だと分かっている。たちまちのうちに捕まって終わりだ。そうなれば、残されたカリーサ達がどうなるか分かったものではない。

 ランウルグは涙も鼻水も、腕で乱暴にぬぐった。怖くてもランウルグだけが、カリーサ達を助けられるかもしれないのだ。彼らの命乞いができるかもしれない。

 涙と恐怖を呑み込んで、必死に護身用の短刀を握りしめているランウルグの右手のこぶしを、ヤイグがそっと触った。はっとするランウルグと意識を手放そうとしているヤイグの目が合った。

「…ヤイグさん、ごめんなさい。」

 小さな声でランウルグが謝ったのと、ヤイグが目を閉じたのが同時だった。

「あんた…!なんで!」

「父さん、死なないで!」

 カリーサとドルセスが悲痛な声を上げた。

 自分のためにまた、命が失われた。もしかしたら、ブルエもそうかもしれない。彼がこんなに長い時間、ランウルグの側を離れた事はなかった。

「来ちゃだめ!」

 立ってヤイグの元に来ようとするカリーサとドルセスに、ランウルグは叫んだ。

「あんたねえ、たった今、うちの主人が死んだのよ!黙って…。」

 立ち上がって怒鳴り返したカリーサは、大きな音に振り返った。

「そこに戻ってしゃがんで!」

 ランウルグの指示に、ドルセスがカリーサを引っ張ってしゃがんだ。オーシャが悲鳴を上げる。

 とうとう、納屋の戸の板の一部が割れた。つっかえ棒にしていたくわも落ちた。その割れはひどくなり、すぐに戸は壊れた。倒れたままのヤイグの上に戸が倒れた。ヤイグが刺されてから、束の間の出来事だった。兵士がそのまま踏み出そうとしてくる。

 ランウルグは、震える手に力を込めて短刀を構えた。

「来るな!」

 ランウルグは叫んだ。

「その人を踏むな!」

 兵士は立ち止り、慇懃無礼いんぎんぶれいに礼をした。

「これは、ランウルグ・セルゲス・ジャノ・サリカタ様とお見受け致します。失礼とは存じますが、一緒に来て頂きたいのです。」

 本名を言われ、ランウルグは少したじろいだ。

「ち、父上はどこだ?ブルエもいない。かれをどうした?」

「お父上のセルゲス公は、ランウルグ様をお待ちかねです。」

 ランウルグは唇をかみしめた。つまり、捕えたという事だ。一体、何者なのだろう。こんなに大々的に兵士を派遣してくるとは。

「ブルエはどうした?それに、やしきのものたちもいたはずだ…!」

「彼らは…非常に残念な事でございますが、誤解が生じまして我らの言う事を聞いてもらえませんでした。」

「ま、まさか…。」

 ランウルグがつぶやいた時、煙の臭いがただよってきた。

 ランウルグは震えた。恐怖が先か怒りが先か分からない。喉がつっかえたような気がして、唾を飲み込むのもやっとだ。勝手に涙が流れていくが、どうにもできなかった。

 じきにカン、カン、カンと火事を知らせる鐘の音が村の方から聞こえてきた。屋敷に火を放ったのだ。つまり、屋敷にいた者達の命はない。

 兵士が納屋に入って来ようとする音で、ランウルグは我に返った。

「く、来るな!」

 ランウルグは叫んで、ブルエに習った通りの構えを取った。『むやみに振り回してはなりません。相手に隙を与えるだけです。』ブルエに言われた通りに相手の出方をじっと観察する。

「無駄です。素直にお従い下さい。」

「いやだ!もし、わたしがすなおにしたがってもお前たちはこの人たちをころすつもりだろう?」

「もし、ランウルグ様が我らにお従い下さるなら、彼らの命は保証致します。何もせずに立ち去ります。」

 それを額面通りに受け取れるほど、ランウルグはお人よしではなかった。人によっては素直でない、猜疑心さいぎしんが強いと言うだろう。

「うそだ。わたしには分かる。お前たちはさいしょから、わたしたちがいたすべてをけし去るつもりでこの村にやってきた。

 だから、馬にのり、こうやってぶそうしてのりこんできたのだろう。一体、だれのさし金だ。ほんとうに父上は生きておられるのか?」

 兵士はランウルグを見つめた。驚愕きょうがくしたのだ。

 本当に七歳の子供なのだろうか。

 思わずそう、思ってしまった。だが、確かに目の前のサリカン人の赤い髪の少年が物を言っている。はたして自分の部下にこれほど、物を分かっている人間はどれくらいいるだろう。

 しかし、七歳でこれくらい大人にならなければならないほど、彼の歩んできた人生が厳しいものである事を示していた。

 子供ではいられない。そう、今の状況のように。

 彼が他のたまたま居合わせた村人の命まで背負っているのだ。それは、とても残酷な事だ。自分は七歳の頃、こんなに責任を負った事はない。

 本当に哀れな事だ。そこで、兵士は本当にこの村人の命は助けてやろうと思った。ところが、そうはできなかった。

「おい、いつまで何をしている。」

「…隊長。」

「早くしろ。命令は分かっているだろう。」

 これが現実だ。ランウルグに情けをかけてやろうと思っていた副隊長は、頭を下げた。納屋の中に入って行く。

「来るな!」

 ランウルグが叫んで、短刀を振り、一歩下がった。また、同じ構えを取る。護衛はきちんと護身術を教えていたのだ。哀れな。あの若き護衛剣士はもったいない人材だった。しかし、どれだけ優れていようとも、毒の煙を吸えば無事ではいられまい。

 副隊長は構わず近づき、ランウルグが短刀を振った直後の手をひねり上げた。

「い…!」

 痛い、と叫ぶのをランウルグは我慢した。負けたくなかった。涙目で自分の腕を掴む兵士をにらみつける。短刀が手から落ちた。しかし、どうにもできない。抜身の剣を持った他の兵士たちが入ってきた。どうするつもりなのか、聞かなくても分かる。カリーサやドルセス、オーシャを殺すつもりなのだ。

「やめろー!あの人たちはかんけいない!わたしだけで十分なはずだろう!」

 ランウルグの必死の抵抗もむなしく、納屋から抱えだされてしまう。中でカリーサが悲鳴をあげ、何か抵抗している。オーシャが泣き始め、ドルセスの声も聞こえた。ランウルグは胸が押しつぶされそうだった。

 その時、何かが飛び、かすめる音がした。ドン、と音がして、近くの兵士が倒れた。首に矢が貫通していた。

 兵士たちが慌てて振り返るが、次の瞬間は、二人が倒れた。そして、またすぐに一人が倒れる。

 矢が一本、ビィンと音を立てて、納屋の壁に突き刺さった。

 兵士達が飛んでくる矢に当たらぬよう身をかがめる。今度は納屋の中に矢が真っ直ぐ飛んで行った。外の異変に納屋の中の兵士達は様子をうかがおうとしていたようだ。短い悲鳴がして、一人が倒れる音がした。

 すでに五人がやられている。生き残った兵士達はそれぞれに武器を握りしめ、畑の向こう側の人物を探ろうとした。

 誰かが畑の中にいる。大人の背丈を超える野菜畑は隠れるのに十分なものだ。一人が立ち上がり、畑の反対に回ろうとした。すかさず、矢が飛び、兵士はかろうじてかわす。

 弓矢の人物は隠れている事をやめた。素早く、畑のあぜを走り、慌てて迎えとうと立ち上がった兵士達を二人、斬り伏せた。

「!」

 兵士達の間に声にならないおどろきが走った。

 副隊長がランウルグを抱え、剣を突きつける。だが、すすだらけになったその人物は、まっすぐに納屋に入り、もう一人の兵士を容赦なく剣で斬った。

 そして、すぐに納屋から出てくる。兵士達はランウルグを人質にし、ぐるっと取り囲んだまま、じりじりと後退を始めた。すでに初めにいた人数の半分がたった一人にやられた。 

 殺したはずのブルエに。

 ブルエは毒の煙を吸い、体は万全ではなかった。だが、強靭きょうじんな肉体と精神力と助けによって、危機を脱し、ここまで来たのだ。

 彼は非常に怒っていた。

 敵に対してというより自分自身に対して怒っている。こういう事態を招いた自分に対して、怒っていた。毒の作用と怒りによって、彼の理性は飛んでいた。ランウルグとヤイグ一家以外は滅ぼすつもりでいる。

 ブルエは敵から奪った矢を一つにまとめた。剣だけでなく弓の名手でもある彼は、わざと野菜畑の中に身を隠し、ランウルグを人質に取っている兵士を、一人、二人と射ぬいていく。物陰に隠れようとしているが、それをさせない。ブルエは容赦しなかった。

 とうとう、十五人いた兵士がたった四人になった。もの凄い早業である。兵士達の間に恐怖が走った。

 兵士の人数が減ったため外したら、ランウルグに当たる可能性がある。ブルエは弓矢を捨てると、一番近くの兵士に飛びかかった。一見すると、ふわっと跳んでいるようにしか見えない。だが、想像以上に早く間合いを詰められ、懐に入られ、あっと思った瞬間しゅんかんにはよろい隙間すきまから急所を突かれている。

 流れるようにブルエは動く。手にしているのは短刀だ。兵士達は既に戦意を喪失しているのだが、冷酷に止めを刺していく。とうとう、隊長と副隊長だけになった。あまりの素早さに二人は呆然としていた。

 ニピ族。

 彼らは自分が選んだたった一人の主人に生涯仕えるという。家族同士が敵対する事になってもそれを変えないという。彼らを怒らせたら手を付けられない。たった五人で三千人の一軍を一夜にして全滅させたという伝説が残るほどだ。

 彼が最初に矢を放ってから、まだそんなに経っていない。もし、砂時計があったら落ちきっていないだろうし、真夏の今、小鍋に湯を沸かしたとしても泡の一つも浮いていないだろう。

 さすがに隊長はブルエの最初の攻撃をかわした。その間に副隊長はランウルグを解放した。ランウルグが驚いて見上げる。

「行きなさい。私にも息子がいる。」

 ランウルグは首を振った。

「だめです。ブルエはあなたをころすつもりだ。あなたが死んだらだれの手先か、分からなくてこまります。」

 兵士は首を振った。

「私も武人の端くれ。主人を裏切りたくありません。」

 副隊長はランウルグを抱えて納屋の中に放り込んだ。次の瞬間、ブルエの攻撃が迫ってくる。かろうじてかわす。舞を舞うように、優雅で素早い。本物のニピの舞だ。多くの武人が身に着けたいと願い、凌駕りょうがしようと試みている、あこがれの舞だ。

 やはり、自分の武術はニピの舞に敵わないようだ。

 最後に本物のニピの舞を見れて良かった。

 何しろ、王国一の伝説の舞なのだから。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る