第4話 ステータスが超えている?

 朝起きると、私は床一面の鼻血の床で寝ていた。

 せっかく異世界に来たので、床に飛び散ってる鼻血を拭き朝食を食べる。

 朝食は、村で買ったパン、牛乳、ハム。

 食べ終わると、畑に行き種を蒔いてそれからスライム退治を開始した。

 一日スライム退治を20匹ぐらい目標した。


 それを毎日続け、いつのまにか400年が経った。

 不老不死のせいか、老いぼれではなくずっとぴちぴちの女子高校生のまんま。

 これはこれで、嬉しい。


 この400年の間、私はスライム退治だけ飽き足らず、他の魔物を討伐をしていた。

 今まで討伐した魔物は、私がいた世界の動物とほとんどよく似ていた。

 ウサギや、蛇、他いろいろあるけど魔物にはちゃんとこっちの世界の名前があった。

 例えば、ウサギは一角ラビット、蛇はブラックスネイク、オオカミは、ウルフ(いやそのままかよ)と変わった名前を付けているらしい。


 最近では、刀を使わずにデコピンや、拳ですぐに倒せるようになっていた。

 最近ステータスも計っていなく、久しぶりに村のギルドに行こうと思った。

 魔法石の換金もしないといけないので。


 私は、村のギルドに入った。

 いつも通り変わっていない風景、職員は多分変わってると思う。

 400年間同じ職員だったら、それはそれで不老不死だろ。


「こんにちは」


「あっ、魔物退治の魔女様!」


 なぜか私は、魔物退治の魔女と村全体に広がっている。

 多分私は、毎日魔物を退治し、魔法石を換金してるから、いつのまにか魔物退治の魔女になったらしい。


「これ、魔物を退治した魔法石です。換金お願いします」


「はい、かしこまりました。魔法石が30個なので1万250ゴールドです」

 私はそのお金を革袋に入れる。


 魔法石30個でなぜ、こんなに貰えるかと言うとこの計算通りです。


 スライム15退治

 ウルフ10退治

 一角ラビット5退治

 スライム1匹250ゴールド

 ウルフ1匹500ゴールド

 一角ラビット1匹300ゴールド


 とまぁこう言う計算です。


 すると、職員の方から私に話をかける。


「そうだ、魔物退治の魔女様。一つお願いがあるんですけど」

「うん、何?」

「魔物退治の魔女様のステータスを一度拝見したいのですか」

「ステータスか。 そう言えば最近測定してなかったな」


 すると、職員の人が後ろにある水晶の結晶を手に持ちカウンターの机に置いた。


「お願いします、魔物退治の魔女様。私、一度魔物退治の魔女様がどれほど実力を上げているか興味深々です」


 まぁこの400年間、まだ一回しか計っていなかったし、私もどれほどレベルが上がったのか知りたいからな。


 私は水晶に手を置く。

 すると、水晶が先ほど水色のはずが、赤い色になって染まっている。

 水晶の上部に赤い文字で表示される。



 ――――――――――――――――――――――――――――――――

 アリサ・クロウ

 職業:魔女

 レベル99

 体力:950+

 攻撃力;980+

 防御力:970+

 魔力:999+

 素早さ:943+

 知力:900+

 魔法:瞬間移動・空中浮遊・アイテム鑑定・魔力鑑定・魔法反射・マナ吸収・言語理解・変身・魔法創作・魔力増幅・魔法無効・詠唱無し・

 特殊能力:薬草の知識・魔女の力により不老不死・魔力増幅・経験値増幅

 獲得経験値:25904519


 ―――――――――――――――――――――――――――――――


「…………あれ? この数値何?」


 なんか、数字が3桁あるんけど……?


「あぁ、なるほど!この水晶壊れてるんじゃない?全く職員さん、私に驚かすためにこんな冗談するなんて驚きましたよ」


「うわああああああああああああああ!! 魔女様ヤバイほど強すぎいいいいい!!」


 女性職員さんがまじで驚いた表情で、ステータスを見ていた。


「このステータス初めて見ました。それに数字の横にカンストが付いている人なんて魔女様やっぱり強すぎです」

「だから冗談は止めてよ職員さん! 私に驚かすために仕掛けたんでしょう」

「いえいえ、冗談ではありません。 この水晶は世界各国の凄腕の魔法使いが作った水晶なんです。なので私が水晶にいじる事は絶対にできません」

 なるほど、この水晶は世界各国の凄腕の魔法使いが作った水晶なのか!

 てっきりギルドマスターが、水晶を造ったと思ってた。


「そういえば、数字の横に付いてるカンスト?って何?」

「カンストは、今の数字より遥かに超えてる数字の事です。例えば、体力:950と書いていますけど、実際はその数字よりもっとありますという事です」

「えっ? じゃ私体力950以上あるって事なの?」

「はい、そういう事です」


 まさかこの400年間の間に、レベル99でステータスがカンストされてるって、私強すぎでしょう。

 私は自分でもその数字が信じられずに呆然としていた。

 感覚的に成長しているのは、感じしていた。


 いや、それよりこの事が回りに広がったらヤバくなりそう。

 例えば、王国の騎士たちが訪ねて「魔女様、私たちと一緒にドラゴン退治をお願いできませんか?」みたいな話されたら、俺の平凡の生活が終わっちまう。


「あの、職員さん、お名前何でしたっけ?」


「アクターです」


 アクターって、アリタ―さんと同じ顔してるからアリタ―さんと思ってた。

 まさかアリタ―さんの子供か?


「アクターさん、この事は周りに言わないでほしいです。

 ステータスは、個人の推定なので個人情報はあまりしないで欲しいです」


「わかりました。魔女様が最強だと外に漏れないようにします。私、結構口固いので大丈夫です。それに私が魔女様にステータスを計ってと言いましたので、私も責任がありますので守ります」


 私は、アクターさんの約束を信じ、ほっとしたまま高原の一軒家に帰宅した。


 あのステータスが本当か確かめに、森林の洞窟で火の魔法を使った。

 私は本当に強くなっているか、火の魔法を使った。

 魔法は、400年の間に魔導書を買い覚えた。


「すべてを焼き尽くせ! ハッ!」

 すると、とんでもない爆発音と火力が洞窟全体が炎に包まれて、上層の岩も砕け上空に炎の竜巻が舞い降りた。


「……えっ……マジ!?」

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