愛しのジュリエット。
エマ
1話 桜と君。
高校生になる。
君が居なくなってから、もう7年が過ぎた。
物心ついた時からずっと一緒にいた。
君との思い出を忘れた日なんて1日もなくて、全部私の大切な思い出。
「希沙〜、なに黄昏てんのぉ〜!
そんなんだから彼氏出来ないんだよ〜っ!」
「うるっさ!
それと彼氏出来ないのは関係ないですーっ!」
友達の瑠璃。
瑠璃は何かと私を良くしてくれる大切なお友達。
瑠璃は男の子との距離のとり方が上手い。
彼女はマドンナ的存在、全生徒の憧れの的がまさに瑠璃だった。
「もう高校生になったんだよ〜!
そろそろ恋愛しなよ〜、幼馴染くんも怒らないって!」
「いーや!私には玲しか想いたくないの〜」
「人生の97%損してるよお前」
瑠璃はつまらなさそうな顔をした。
いいの。だって私は玲の事しか考えたくない。
そんな私の背中を押すように風が強く吹き、辺りは桜の雨が降る。
「あ、桜…綺麗、」
「本当だ、入学式には最高の日だね」
隣に玲が居たら、もっと最高になっていたのかな…。
ねぇ、玲。
君から見る私は一体どう見える?
私は君を困らせているだろうか?
玲____
愛しのジュリエット。 エマ @Emma_girl
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。愛しのジュリエット。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます