日常のこと【From:鯉子】

こんばんは!鯉子です。




いいことづくめの引っ越しの恩恵を噛みしめている今日この頃!


引っ越してきたことで助かることとして家賃はもちろんのこと、勤務先へのアクセスがよくなったという点もあります。


単純な距離自体は遠くなりましたが、駅までの距離に要する時間や乗り換えのわずらわしさが減ったことを考えると結果的にプラスで、こんなに都合のいい話があっていいものかとふと振り返っては怖ろしくなるくらいです。

たいして、ほかの住人ふたりはそれほど訝しがるでもなく、飄々と順応していますから、なんだかすべてが嘘のように思えたりもする今日この頃。


とはいえ仕事は嘘になるでもなく、早起きの現実は週に5日もあるということみたいです。世の中の人は当たり前に5日も6日も週に働いたりしているということが、あまりにもすごすぎて、にわかには信じがたい。以前に比べればマシですが、それでも通勤電車はあいかわらず大変な様子です。


10月も半ば。コートを羽織る人がちらほら出てきましたね。




私の職場は大所帯で、ひとつのフロアにパートのスタッフがざっと200人近く日々働きに出ています。社員は10数名しかいません。


スタッフは10人から15人くらいでチーム分けされて、それぞれのチームに各1名ずつキャプテンと呼ばれる人が就きます。私は黒チームのキャプテンで、業務内容は、簡単に言えば商品管理のようなものです。


若い人たちが多く、男女比は4:6くらいで女性のほうがやや多めといったところ。なので、女性が多く所属するまとまりに顕著な、じめじめしたやっかいな問題が発生しがちという点もあります。なにより若い人が多いですから。血の気が盛んなのでしょう。


私はうまく馴染めないこともあって、早々にキャプテンの地位に就任することを願い出ました。キャプテンは業務連絡こそ伝達したりする必要はありますが、立場上、仲良しこよしを強要されることからは避けられます。なんせ指導をしたり、注意をしたりと、なにかとうとましがられがちな仕事内容なので。でもそれは仕事上必要なことなので、私の精神は打ちひしがれてしまわずに済みます。それに時給もいいし、得をすることが多いのです。


こんな私ですから、とうぜん友達は少ない。表面上はうまいことやれても、じゃあ連絡先を知っている人はどれだけいるかと問われれば、片手で数えてしまえるほどです。というか、パルちゃんしかいません。パルちゃんは私とおんなじキャプテンで、緑チームを任されています。仕事のできる、とても賢い女性です。それに、ゲームの話が通じる。私はなにを隠そう、ゲームオタクなのです。パルちゃんはモンハンの世界でも、フォートナイトの世界でも戦友です。日々ビクロイ目指して精進しています。


そんな私たちは昨夜、月一で恒例のキャプテン会という、名前ばかり立派な単なる飲み会に参加してきました。


私はお酒は好きですし、たいへん強い。なので飲むこと自体はいいのですが、この飲み会はきまって罵詈雑言が飛び交う始末になるので、あまり楽しくはありません。それでも参加している。これはどの方面にしても仕方のないことです。


けれども楽しみなこともひとつあります。飲み会のあとにはいつも私はパルちゃん家にお泊まりするのです。これが楽しい。画面分割でマイクラをこつこつとやるのです。いまは水上にみっつめの豪邸を建設しているところです。私はもっぱら下請け業者のようなことをやっています。



とまあこんな感じで仕事をして、ゲームをしての日々、休日は小説を書いてみたり、出かけたり、こうしてエッセイを書いたりと、平凡でもそんなに悪くもない生活をしています。

この調子ではきっと、定められた二年という期間もあっという間に過ぎていくのでしょうね。


今宵もまたインターネットの先でパルちゃんが待っているので、ここらで失礼します。




それでは、また。

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