ひとつ屋根の下に暮らす三人の乙女たち
中野丸
はじめまして!【From:鯉子】
みなさんはじめまして!鯉子と申します。
このエッセイはタイトルの通り、ルームシェアをする三人の女(ヒラメキン、くらげ、鯉子)が好き勝手にあることないこと、書いたり書かなかったりするものです。
まず、始めるにあたっての経緯なんかについて簡単にお話します。
おそらく何度もこのエッセイのなかで名前が出てくることになると思いますが、三人に共通の知り合い、通称お亀さんという方がいらっしゃいましてですね。
この人の計らいによって、それまでまったくの赤の他人同士だった三人がひょんなことから共同生活を始めることになりました。
私はルームシェアの経験がありませんでした。ちなみにほかのふたりもなかったみたいです。正直に言って、いいイメージはまるきりなかったもので。そこに対する不安はいまだにあります。この先どうなっていくのやらと考えずにはいられない現状。
とはいえです。とはいえなんです!
なんとこちらの物件、家賃がゼロ円!ゼロですよ、ゼロ!
ちなみに光熱費や水道料金、インターネットにかかる料金まですべて無料。
いわくつき物件?刑務所の話?
いえいえ違います!
場所は言えませんが、駅近のおしゃれなデザイナーズマンションで、どこへいくにも不便のしない好立地ですから、おそらく普通に部屋を借りたらとんでもない値段になるのではと思われます。
それがゼロ円なんて……。たったのゼロ円ぽっきりなんて……。夢のようなお話だと思いませんか?
でも夢じゃないんです。たぶん。
いや、夢でもいい!ただし夢なら覚めないで!
しかしそうは言ってももちろん条件はありまして。
ひとつはもう声をおかけしていただいたときにクリアしていて、それはつまり亀さんから直接スカウトをされるということなのですけれど、問題はふたつめ。
エッセイを更新しなければならないのです。
これを聞いたはじめは面倒くさそうであまり乗り気じゃなかったのですが、ご褒美として時々美味しいご飯をごちそうしてくれたり、たまには旅行にでも連れていってくれたりするという話を聞かされるうちに、俄然火がついてきまして……。
そういうわけで、共有のリビングに設けられたパソコンを使ってエッセイの共同執筆をおこなうことを私たち三人は亀さんと約束しました。
とくに更新頻度に関して決まりごとがあるわけではなさそうなので、ローテーションを組むでもなく、のんべんだらりとやっていけたらと思っています。
さて。
今日が引っ越してから最初の日。初顔合わせを終えてから二週間足らず、二度目の再会です。
私の勝手な印象では、ヒラメキンは元気で明るく、くらげは物静かでクールといったところ。つまり正反対。ちなみに亀さんはたいへん裕福で素敵なオールド・ミスです。
それからタイトルですが、これは私の提案。
ヒラメキンが「アシュラマン」(キン肉マンのキャラクターで、みっつの顔を持つ超人とのこと。彼女以外の全員が頭に?マークを浮かべていました)を推薦しましたが、亀さんにやんわりと却下されていました。
私たちはみなまちまちに差こそあれ二十代の花ざかり。
私はあるファッション関係の職場で、バイトリーダーとして働いています。じつは小説が好きで、自分でもちまちま書いたりしています。趣味の範疇ですけどね。
他には映画鑑賞と、食べることと、最近はジョギングにハマり中です。
とまあこんな感じでしょうか。
ちょっと説明的すぎたかもしれませんが、次回からは身過ぎ世過ぎのことをあれこれ書いていく予定です。
ではここらで。今日はとてもバタバタして、すごく疲れました。
また近々、きっと誰かが更新することになるかと思います。
それでは、また。
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