第17話 魔法と科学と次にドリームが来た!?

「私の追跡魔法で、おまえの位置は見え見えだ! くらえ! テラ・フレア!」

「なにを!? 私のGPSも、あなたの位置は正確に捉えているわ! 原子爆弾!」

「こら!? 神聖なるライト文芸部の部室で何を騒いでいるんだ!?」

 笑と大蛇が遊んでいると、天部長と麗先輩がやって来た。

「魔法と科学、どちらか強いか戦って決めるそうです。」

「許す。」

「やめてちょうだい!? カロヤカさんも見てないで止めてよ。」

 これが普通のライト文芸部の部室の風景である。

「おまえたち!」

「苺先生!?」

 そこに顧問の伊集院先生が現れた。

「家事だけはやめてね。さらばだ。ワッハッハー!」

「怒らんのかい!?」

「あれで教師か?」

「苺ちゃんは、苺ちゃんだからね。ニコッ。」

「笑だけしゃべるのズルいぞ。キャッハッハ!」

「まさか!? 先生も出番がほしいから出てきただけなのかも!?」

 伊集院先生の行動は不思議に包まれていた。

「さあ、文学の旅に出ようじゃないか。」

「カッコイイ!?」

「頭でも打ったの!?」

「悪い物を食べたんじゃない!?」

「救急車!? 救急車!?」

「私は言葉を口から声に出してはいけないのか?」

 天は、たまに部長らしいことを言う。

「カロヤカさん、お化けだぞ。」

「キャアアアアアア!? お化け嫌い!?」

「カロヤカさん、おバカだぞ。」

「キャアアアアアア!? おバカ嫌い!?」

「これで元通りだ。キラーン。」

 この物語は、ホラー小説である。


「ライト文芸部の諸君、7月から、やっと創作期間が持てるはずだったんだが、某ネット投稿小説サイトで、ドリームコンテストが始まるらしい。」

 天部長が部員たちに今後の部活動の方針が発表されている。

「部長、ドリームコンテストって、カテゴリはなんですか?」

「良い質問だ。ドリームコンテストのカテゴリは、現代文学、大衆娯楽、経済・企業、青春らしい。」

「それって、ただの普通のコンテストですよね?」

「カロヤカさん、それを言っちゃったら、ドリームコンテストの夢が無くなるだろう。」

「すいません。素直な正確なもので。」

「簡単に考えると、現代文学は、現代ドラマでしょ。」

「大衆娯楽? 競馬にパチンコですか?」

「経済・企業は、町工場とかですよね。」

「青春・・・ライト文芸部の部活動を除いて、面白おかしく書けば、それでOKだろ。」

「え!? 部活動って除かれる存在なんですね!?」

「創作しているだけで、面白くはないからな。」 

「創作=ホラーです。」

「私たちの存在って、いったい!?」

 これが軽い文学部である。

「ということで、ホラーを散りばめながら、6月執筆中「あなたを食べてもいいですか?」は、あと2万字なので、腐っても終わる。」

「私たち「軽い!? 文芸部」は、こんな感じでいいだろう。ドリームコンテストの作品を、これでいくのか、これの部活動を除いたものにするのか、それとも新しく書くかだな。」

「その前に、短編や短い文字数の作品を読み直す方がいいんじゃない?」

「そうだな。ライト文芸部らしく、作品が出ないこともおかしいもんな。」

「それに我々だって、完成すれば、消されるような存在ですから。」

「それを言うなよ。」

 やはりキャラクターを1話に1人だけ登場させて、一人一人にスポットを当てて、丁寧にキャラクターの個性や行動原理を確立させていかないといけないだろうな。

「カロヤカさん、よろしく。」

「カロヤカにお任せあれ。」

 つづく。

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