健太は、泥と土に紛れながらゴール地点にやっとたどり着いた。

そこには、バズーカを構えている知恵の姿があった。

「わたしの勝ちです！」

と知恵は言いながらバズーカを発射した。

健太の体に網が絡み付いて自由を奪われた。

網の中で健太はもがくが漁師に捕まった魚状態だった。

「何なんだよ！この網は？」

「はい。確保。敗者は勝者のなすがままです。」

知恵は、そう言ってうっとりした顔をした。

「今晩は、パーティーがあります。もちろん、健太様にも出席してもらいます。」

知恵は、迷彩色の服を脱いでまた下着姿になった。

健太は、空腹と疲労でそのまま眠ってしまった。

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