第3話初めて
「もし‥‥良かったらですけど‥‥わたしの。」
「あのさ、帰りたいんだけど!」
知恵の言葉を遮って健太は言った。
「それは‥‥それは‥無理です。逃がしません!」
知恵は、また、もじもじしながら小さな声で言った。
「てか、双子?キャラ変わって無い?」
健太は、知恵の姿を見ないように言った。
「外でのわたしはSで、プライベートではドMなんです。」
「じゃあ!俺を帰せ!命令だ!」
「それは、わたしのご主人様になっていじめてくれるって事ですか?」
会話が成立しないと僕は思い深いため息をついて窓の外にある薔薇の迷路らしき物を見つけた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます