ゲームスタート
真っ白い空間から見える読の表情や態度に安心した様子の青年、だがやるべきことがあるのを思い出し先程の話の続きをし始める。
「じゃあ次のステップだ。ステータスって脳内で念じてみて」
「わかった」
(定番だな、ステータスオープン)
髙木 読
種族 人間
レベル1
筋力 13
体力 18
素早さ 15
知力 13
魔力 10
気 10
スキル 集中 剣術(レベル1) 刀術(レベル1) 木魔法(レベル一)
ユニークスキル 神製の体 神製の眼
本五ページ解放
一ページ目 剣
二ページ目 刀
三ページ目 毛布
四ページ目 木魔法
五ページ目 集中
(うお本当に出てきたな。えっと数字は基準がわからないから置いといてスキルはっと。スキルは普通って感じだな、よっしゃ!ユニークスキルがある!えっとー神製の体と神製の眼っていうのはどうゆう能力なんだ?)
「ユニークスキルの神製の体っていうのはありきたりだけど、多少優れた身体能力と治癒力だね。で神製の眼っていうのは俗ぞくに言う鑑定能力、ステータスを見ることができるよ。さらにスキルの内容も知ることができるっていうチート能力さ。ただ見る相手と自分のレベルが離れすぎているとみることができないから気をつけてね」
「考えてることはお見通しか、スキルの方も説明してくれ」
「スキル剣術、刀術、木魔法はスキルのレベルが上昇していくタイプだね。レベルはスキルに関連することをすれば自然と上がっていくよ。集中はレベルが上がるタイプではなく上位スキルがあるタイプ、上位スキルの獲得はがんばってとしか言えないね。」
「努力次第か、それで俺はこの本と何をすればいい?」
「大したことはしなくていいよ、その本とともに過ごし成長していってくれればそれでいい」
「わかった」
「じゃあ頑張って」
手を振る青年が徐々に見えなくなっていく、真っ白い空間と今自分がいる場所とをつなぐ窓のようなものが消えていっているからだ。
先程まで見えていた豊かな森の景色が見えなくなる。
「ゲームスタート」
その声は真っ白い空間になぜか響いた。
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