夢現の交わるその先は
わたゆ〜
第1話 夢の中の少女
夢を見ていた、何も無い静かな場所に俺の声だけが響いていた。
「……って!待って!」
追いかけても手を伸ばしても叫んでも届かない逆に遠ざかるようにも感じた。何も無い真っ白な場所で君を呼ぶ
「待って!待ってくれ!」
走っているのにまるで進まない、いやそもそも進んですらいないのかもしれない、それなのに息だけは切れていく、そしてその時が訪れた、
彼女は微笑みながら
「もしも次に会うことが出来たらその時は………本当の私を見つけてね?」
次ってなんだ、君は誰なんだ、本当の私ってなんだ、様々な想いが頭の中に浮かんでは消えていく、聞きたい事が沢山あったはずだ、しかしその時俺の口から出たのは別の言葉だった。
「必ず、必ず見つける!そして本当のお前を見つけてやる!約束だ!」
その言葉を聞いた彼女は微笑みながら
「私の名前は…」
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